2012年4月 3日 (火)

ロータンク式便器

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【NO.299】「ロータンク式便器」のウソ・ホント

ロータンク式便器って何?
 ロータンク式便器というのは、水洗式便器で水をためるタンクが低い位置に設置され、一見タンクがないトイレに見えるタイプの便器のこと。もう少し説明すると、便器に背後に水をためるタンクがあるのは、従来型と同様。異なるのはその形状。従来型は便器の背後に立ち上がるように設置されていた。ハイタンクとも呼ばれ、ランドセルを背負うような設置方法だ。
 これに対し、ロータンクは立ち上がりがない。便器の後ろ側に襟巻きを巻くように設置される形状といえば想像しやすいだろうか。低い位置に小さめのタンクを配置する方式である。


ロータンク式便器の長所は?
 ロータンク式便器の長所は、見た目がすっきりしていること。従来型よりもコンパクトで、トイレ空間が広く使える。
 同様に、見た目がすっきりしてトイレ空間が広く使える便器にタンクレス型がある。水をためるタンクをなくし、水道と便器を直結する形式である。
 このタンクレス型はデザインがかっこよいのだが、複雑な機械を内蔵しているため値段が高い。通常型の4倍以上するのが普通だ。ロータンク式便器はそれよりもずっと安く購入でき、しかもタンクレス型と同じようなデザインとなる。安くてかっこよい——それが最大の長所ともいえる。
 
 
ロータンク式便器の短所は?
 ロータンク式便器は、節水の工夫も加味して登場した最新の便器。そのため、量販店で安く売っているものを探そうとしても難しい。そして、従来型のように、手洗い器が一体化していない。「便器に水を流すとき、上に流れる水で手を洗う」ということができない方式になっている。
 そのため、この便器を設置するときはトイレ空間に便器から独立した手洗い器を設置しなければならない。それも、短所と言えば短所になるだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2012年2月21日 (火)

オート水洗

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【NO.296】「オート水洗」のウソ・ホント《会員リクエスト》

オート水洗って何?
 オート水洗とは、オート洗浄とか自動洗浄ともよばれ、トイレで用を足した後で自動的に水が流れる仕組みを指す。
 センサーで入室と退出を感知し、人が出ていった後に必ず便器の水が流れるようになっている。それが、オート水洗だ。レバー操作で水を流す場合、大・小を流し分けできるが、オート水洗では、そこまでの“感知”は無理。一律に大の水量となるのが普通だ。
 デパートやホテルに設置されるオート水洗の場合、反応が早く、便座に座ったまま体を揺り動かすだけで水が流れることもある。しかし、家庭用の場合、そんなに簡単には水が流れない。トイレから出て、ドアを閉めた直後に水が流れるようなタイミングだ。


オート水洗の長所は?
 オート水洗の長所はズバリ手間が省かれること。といっても、わざわざ省くほどの手間ではないとも考えられる。しかし、実際には他の機能もオート化されており、総合的な便利さがある。
 たとえば、トイレに入った瞬間にベンフタが開き便器の消臭機能が動く。水を流したあとに、ベンフタや便座が降りて、便座の保温・節電を行うといった具合。いろいろな動きを自動化し、そのなかの一つがオート水洗となるわけだ。
 
 
オート水洗に短所はないの?
 オート水洗は、基本的に便座一体型でタンクレス仕様の便器に採用される機能だ。つまり、この機能を利用したいと思えば、値段の高い便器を買わなければならないということ。それが、短所といえるだろう。
 もう一つの短所は、小さな子供の場合、センサーが反応せず、流れないということがまれに起きる。また、オート水洗に慣れると、通常の便器で流し忘れという失敗をを犯しやすい。特に小さな子供は忘れやすい。
 以上が、実際にオート水洗の便器を自宅で使っている私の感想である。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2011年12月20日 (火)

瞬間式温水洗浄便座

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【NO.292】「瞬間式温水洗浄便座」のウソ・ホント

瞬間式温水洗浄便座って何?
292 ウォシュレットやシャワートイレなどの商品名で知られる温水洗浄便座は「お湯でお尻を洗う」もの。そのため、お湯をつくる作業が不可欠になる。
 従来、このお湯はタンク内でつくって貯めていた。タンクの中に水を貯め、電気でゆっくり加熱していたのである。この貯湯式では「湯切れ」が起きやすかった。
 いい気になってお尻を洗いすぎると、タンク内のお湯がなくなり、水が出てくるという現象だ。湯切れが起きると、再びお湯が出るようになるまで時間がかかるという短所もあった。
 そのため、トイレを頻繁に使う朝は、「家族が出た後、トイレに入り、ボタンを押したら水が出てきた」という事態も起きがちだった。
 このような短所を解消するために誕生したのが、「瞬間式温水洗浄便座」。“瞬間湯沸かし式”とも呼ばれる方式で、タンクを備えず、水道から供給される水を瞬間的に加熱し、お湯にして噴出させる方式を指す。


瞬間式温水洗浄便座の長所は?
 タンクを備えず、水を瞬間的にお湯にする方式のため、湯切れの心配がない——それが、瞬間式温水洗浄便座の長所だ。もちろん、断水や停電が起きたら、即座に湯が出なくなる。断水・停電が起きない限り、お尻を洗いすぎても、湯切れが起きない。トイレに入る人が続いても湯切れの問題がないというわけだ。
 貯湯式の短所を解消させ、使い勝手を向上させたのが、瞬間式温水洗浄便座というわけだ。
 
 
瞬間式温水洗浄便座に短所はないの?
 大きなメリットのある瞬間式温水洗浄便座だが、短所もある。それは、消費電力が大きいことだ。水を瞬間的にお湯にするため、大量の電気を使ってしまう。貯湯式の倍以上電気を使用するという説もあり、いい気になってお尻を洗いすぎると、電気を無駄遣いすることになりかねない。
 省エネとはいえない設備なので、使用に際しては使いすぎないような注意が必要になる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2010年11月 2日 (火)

暖房便座

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【NO.264】「暖房便座」のウソ・ホント

暖房便座って何?
264 暖房便座は、洋式便器で上げ下げできる着座部分=便座(O字型やU字型がある)の一種。便座内に電気で暖める機能を備えたものを指し、「ウォームレット」の商品名で広まっている。
 電気で暖める機能を内蔵しているため、その便座は通常のものより分厚い。そして、温度調整機能が付き、好みの暖かさにできるし、暖める必要がないときは暖房機能を止めることもできる。
 現在は、温水洗浄便座とセットになり、お尻が洗えるし、暖かい便座として普及している。


暖房便座の長所は?
 便座に暖房機能を付ける理由は、ズバリ、冬の「冷たさ」をなくすため。冬の寒い時期、便器に座ると、お尻がヒヤッとすることがある。それは、便座が冷え切っているから。この「ヒヤッ」をなくすため、電気で便座を暖めるわけだ。
 ちなみに、「暖房」の名前が付くが、暖めるのは便座だけ。トイレ空間を広く暖めるための設備ではない。
 
 
暖房便座に短所はないの?
 一つは、意外に電気使用量が多いこと。特に、便フタを開け放したままにしておくと、放熱によって電気代がかさむことに。それを防ぐため、こまめに便フタを閉める習慣をつけたい。
 もう一つの短所は、温水洗浄便座と混同されやすいことだ。
「ウオームレット付き」と聞いて、温水洗浄便座が付いていると勘違いされやすいのだ。この勘違いは賃貸住宅を借りるときに起きやすい。
 温水洗浄便座には暖房便座機能が付くのが普通。しかし、「暖房便座」と書かれる場合、洗浄便座の機能は付かないのが普通なので注意したい。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2010年10月 5日 (火)

トイレの換気扇

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【NO.262】「トイレの換気扇」のウソ・ホント

トイレの換気扇って何?
 トイレの換気扇は、キッチンに付く換気扇のように吸い上げた空気を外に出すための装置。キッチンのものよりずっと小さいが、電動モーターでファンなどを回し、排気を行う仕組みは基本的に変わらない。
 トイレの換気扇は、どんなトイレにも付いているわけではない。戸建て住宅で、窓のあるトイレには設置されないことが多い。窓を開けて換気したほうが簡単だし、安上がりであるからだ。しかし、マンションでトイレに窓がない場合は、必須となる。換気扇がなければ臭気が溜まってしまうからだ。


トイレの換気扇はどのように設置されるの?
 マンションでトイレの換気扇を付けるときは、便器の真上あたりの天井に設置される。マンションでは排気ダクトが天井裏に設置されているので、排気ダクトに近い場所に設置されるわけだ。上で空気を吸い上げて、外に出す。一方で、新鮮な空気をドア下部に設けられた隙間から取り入れる。それで、トイレ内の空気を入れ換える仕組みになっている。 
 
トイレの換気扇に短所はないの?
 トイレの換気扇自体には問題はない。換気扇は、トイレの照明スイッチと連動して動くようになっているのが普通で、照明を付けたら換気扇も作動。照明のスイッチを切った後は、しばらく経ってから換気扇のスイッチが切れる。余分に作動させることで、排気が十分に行われるようになっている。自動で動き、自動で止まるので面倒もないわけだ。
 トイレの換気扇に関して、あえて短所を探すと、ドアの遮音性が上げられる。ドアには、外から空気を取り入れるための隙間を設ける。この隙間があるために、音が外に漏れやすいのだ。
この欠点を解消するため、隙間の位置を工夫。廊下に面したドア上部から空気を取り入れ、厚さ5cm程度のドア内を空気が通ってドア下部からトイレ内に空気が出て行く。そのような「空気の通り道」を内蔵したドアも開発されている。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2009年8月18日 (火)

タンク一体型トイレ

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【NO.233】「タンク一体型トイレ」のウソ・ホント

タンク一体型トイレって何?
233a タンク一体型トイレとは、便器と水を溜めるタンクが一緒になったものを指す。従来型の水洗トイレは便器とタンクが別れ、金属パイプで接続されていた。この金属パイプがなく、便器とタンクを陶器で一体成形されるもの——それがタンク一体型トイレとよばれるものだ。
 タンクレストイレと混同されがちだが、二つはまったくの別物。タンクレストイレは水を溜めるタンクをなくした製品。それに対し、タンク一体型トイレは水を溜めるタンクが付いている。タンクがあるが、従来製品よりも目立たなくなっている製品である。


タンク一体型トイレの長所は?
 タンク一体型トイレには大きく分けて二つの長所がある。まず、見た目がお洒落であること。タンクが目立ちにくいので、すっきりした印象となる。
 もう一つの長所は、掃除が楽になるということだ。タンクと便器をつなぐ金属パイプを拭き掃除する必要がなくなる。そして、金属パイプがなくなるので、床掃除をするときに邪魔が少ない。床掃除が楽になることも、タンク一体型トイレの長所となる。
 
 
タンク一体型トイレに短所はないの?
 一見、タンクがないようだが、実はタンクがある。そのため、タンクのないトイレよりも洗練度が劣る。そして、タンクがあるため、水を流す・止めるという機構に生じる故障と無縁ではない。従来型の水洗トイレと同様に水洗の故障があり得るわけだ。
 もう一つ、従来型のトイレよりも若干値段が高くなる。タンクのないトイレほど値段は上がらないが、従来型よりも高くなるのが普通。従来型より少し高いことも短所になるだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2009年6月 9日 (火)

トイレの背面収納

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【NO.228】「トイレの背面収納」のウソ・ホント

トイレの背面収納って何?
 トイレ内に収納スペースが設けられる場所はいくつかある。そのなかで、最も多く利用される場所が便器背後の上部。洋式便器の場合、水を溜めるタンクの上だ。
 この、便器背後の上部に設けられる扉付きのキャビネット——それがトイレの背面収納である。
 なお、トイレの背後に棚だけをつけたものは、厳密には収納ではなく、「トイレ背面の棚」となる。「棚」の場合、目隠しのカーテンを付けたりする。トイレ内の収納は外から見えないほうが好ましい。その意味では、棚よりも扉付きのキャビネットのほうがトイレ内の収納にふさわしいことになる。


トイレの背面収納の長所は?
 その長所は、どんなトイレにも設置しやすいこと。トイレの奥にあたるため、扉付きのキャビネットを設けても邪魔にならない。収納を設ける以外に使うとしたら絵を飾るくらいしかない場所なので、収納を設けるのにうってつけというわけだ。
 
 
トイレの背面収納に短所はないの?
 どんなトイレにも設置しやすいという長所がある半面、短所になるのが使いにくさ。便器の背後で高所にあるため、子供や背の低い人は手が届かないということも……。
 しかし、多少の使いにくさがあっても、他に収納を設置する場所がなければ我慢すべきだろう。トイレ内の収納はどうしても必要なもの。たとえ使いにくくても、あるだけマシと考えられるからだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2008年4月29日 (火)

200回記念「私が好きな設備ベスト5」

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【NO.200】200回記念「私が好きな設備ベスト5」

最も気に入っているのはお風呂の床
2001 最近の住宅設備のなかで、私が最も気に入っているのはシステムバスに設置される「乾きやすい床」。カラリ床の商品名でも有名な設備である。
 乾きやすいから滑らないし、カビも発生しにくい。断熱性も高いので、冬もヒヤッとしないなど長所が多い。
 この設備、実際に使ってみると長所を肌で感じることができ、耐久性も高い。まったくもって言うことナシの優等生設備である。


小さな装置だが、リッチさを生む仕掛け
 次に気に入っているのはブルモーション。このサイトでも項目をあげて解説しているので、詳しくはそちらを。
 こちらも、体が小さく、シンプルな構造なのに効果が大きい。どんどん広まっていって欲しい設備である。


システムキッチン天板の決定版
 システムキッチンの天板(カウンター)の素材にはステンレスと人造大理石がある。ここに、最近ニューフェイスが登場した。それは、人造大理石の一種で、砕石の比率を高めたもの。自然の大理石などを細かく砕き、それを多く含ませた人造の石材というわけだ。
 その長所は、見た目が自然の石に近く、ムードがよいこと。そして、自然の石よりも加工しやすく、柔らかさもあるため食器を傷つけにくいこと。自然と人造の長所を兼ね備えた素材となっている。


デザイン性を高めたキッチン設備
2002 ピピッとコンロ+do GRILLER(プラス・ドゥ グリレ)のように、デザインのよいコンロもお気に入り設備の一つだ。詳しくは、特集記事「そこが知りたかった!第6回」を。


少し高いが、憧れの設備
2003 値段は高いが、いつかは欲しいと思うのは、タンクのないトイレ。タンクレストイレの商品名で知られる設備だ。
 この設備、初期のものは洗浄能力の面で不満があったが、今の製品は問題ない。
 なにより、美しいし、トイレ空間がノビノビするメリットも大きい。一度このトイレを使うと、タンクを背負ったトイレには戻れないと思う。それくらい魅力的な設備だ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2008年1月 8日 (火)

オートトイレ

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【NO.192】「オートトイレ」のウソ・ホント

オートトイレって何?
192 オートトイレというのは、トイレ内のある作業を自動で行ってくれる便器のこと。「自動」というと、便器の水が自動的に流れることを連想する人も多いはず。が、オートトイレが行うのは水を流すことではない。
 オートトイレが行ってくれるのは、便器のフタの上げ下げだ。
 洋式便器に付けられたフタは、普段は閉まっている。しかし、人が便器内に入ると、それを感知して自動的にフタが開く。まるで、「いらっしゃいませ」と言わんばかりに迎えてくれるわけだ。そして、人がトイレを出ると、自動的にフタが閉まる仕組みである。
 トイレ内に入ってきた男性がおもむろにズボンのチャックを下ろすと、それを感知して自動的に便座も上がる……というのはウソで、そこまでの自動化は行われていない。
 男性が便座を上げて小用を足したいときは、リモコンスイッチのボタンを押す。すると、便座がモーターで上げられる仕組みになっている。
 便座を上げたまま男性が出て行くと、自動的に便座が降り、フタも閉まる。以上が、オートトイレの基本的な働きとなる。


オートトイレのメリットは?
 オートトイレが登場した当初、「余計なお世話」という評価があった。フタなんて簡単に開けることができる。そこまでしてもらう必要はないという意見だ。
 しかし、オートトイレには長所が多く、そのなかには実利的な長所もある。それは、どういうことかというと……。
 最近の便器は意外に消費電力の多い設備になっている。特に、便座を温めるために使われるエネルギーが大きい。
 この消費電力を抑える上で有効なのが、「こまめにフタを閉める」こと。フタを閉めれば、放熱が減り、消費電力が減るのだ。
 ところが、世の中にはフタを閉めずにトイレを出る人がいる。こまめにフタを閉める人のほうが少ないだろう。そこで、役立つのがオートトイレ。これなら、自動的にフタの開け閉めをしてくれるので、省エネが実現するというわけである。
 また、男性が便座を上げまま出て、それを女性が下ろすという作業もなくしてくれる。そのことを喜ぶ女性も多い。
 「一人暮らしの女性宅を訪ねたら、トイレの便器が上がっており、恋人が居ることがわかった」などということも、オートトイレがあればなくなりそう。
 オートトイレには、実際のメリットが少なくないのである。
 

オートトイレに短所はないの?
 長所の多いオートトイレだが、短所となるのは価格の高さだろう。実際、オートトイレは高級便器にのみ採用されているのが実情。あると便利な設備だが、なかなか買えないのが最大の短所というべきか。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2007年10月 9日 (火)

リモコン付きトイレ

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【NO.186】「リモコン付きトイレ」のウソ・ホント

リモコン付きトイレって何?
 リモコン付きトイレというのは、トイレの機能を遠隔操作する小さな装置が壁にとりつけられるもののこと。リモコンから赤外線が出て、本体の受信部で受け止める仕組みだ。
 トイレに付いたリモコンで操作できるのは、二つの機能。一つはいうまでもなく、温水洗浄便座の各種機能。洗浄のお湯を出す、止める、湯温や水勢を調整できるわけだ。
 そして、もう一つは便器の洗浄機能だ。普通の便器ではレバーを操作して水を流す。このレバー操作をリモコンのボタンを押すだけで行うことができることになる。
 

リモコン付きトイレ長所は?
 トイレにリモコンが付くことの長所は、見た目がお洒落であること。トイレ内を掃除するときに邪魔な便座の操作部がないことも長所となる。
 加えて、操作性がよいこともあげられる。壁に付けたリモコンであれば顔を近づけて表示を読むことができる。だから、操作に慣れていない人もじっくり見て判断できるので利用しやすいというわけだ。
 腰掛けたまま便器の水を流したいとき、体をひねらずに操作できるという長所もある。
 
停電のときは使えるの?
 リモコン付きトイレで、心配なのは停電のとき。赤外線の受信部が電気で動くため、停電時にはリモコンに反応しなくなってしまう。
 お尻の洗浄などができなくなるのは当然として、問題は水を流すボタンを押しても水が流れないことだ。しかし、そのようなときのためのレバーが付けられているので、これは短所にはならないだろう。
 このほか、短所としてよく聞くのは「水の流し方がわかりにくい」という声。例えば、初めてリモコン付きトイレを使う場合、リモコンで水も流せることを知らない人が多い。それで懸命にレバーを探す人が多いのだ。
 状況が状況だけに人を呼んで聞くこともできず、冷や汗をかくことがある。
 これは意外な短所といえるだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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