2012年2月 7日 (火)

レインシャワー

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【NO.295】「レインシャワー」のウソ・ホント《会員リクエスト》

レインシャワーって何?
295 レインシャワーとは“雨シャワー”を意味し、雨が降るようにお湯が落ちてくるものを指す。通常のシャワーは水圧がかかって勢いよくお湯が出てくる。これに対して、レインシャワーは勢いがない。そのため、浴室の天井に噴出口が固定され、上から落ちてくるお湯を下で浴びる形式になる。
 レインシャワーを設置するときは、通常のシャワーも設置される。体を洗うときは通常のシャワーを使い、最後にレインシャワーを浴びる——そういう使い方をする特殊なシャワーである。


レインシャワーの長所は?
 レインシャワーは柔らかなお湯のシャワーである。これを浴びると、ストレス解消の効果が大きいとされる。私の印象では、ストレス解消よりも癒し効果が大きい。ホッとする、やさしい気持ちになれる。そんな効果が、レインシャワーの特性だと考えられる。
 
 
レインシャワーに短所はないの?
 レインシャワーの設置例は少ない。都心部の超高級マンションに設置されている。以前は、三井不動産レジデンシャルの高級物件にのみ設置されていたが、近年は他不動産会社の物件でも見られるようになった。
 当初は天井に設置される噴出口が巨大な円盤状で、大がかりな設備だった。しかし、今はコンパクトになり、設置しやすい印象。しかし、まだ高価なのだろう、一部のマンションにしか採用されていない。憧れの設備といったところか。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2011年7月 5日 (火)

水ミスト

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【NO.280】「水ミスト」のウソ・ホント

280水ミストって何?
水ミストとは、ミスサウナに付随する機能のひとつ。
温水のミストではなく、水道水を加熱せずにミストとして噴霧するものだ。ミストサウナのうち、スプラッシュミスト(たっぷりミストが吹き出し、びちゃびちゃになるもの)に付随し、「水ミスト」と書かれたボタンを長押しすると生じる機能である。


水ミストの長所は?
その効用は、涼しくなること。通常の温水ミストサウナでのぼせそうなときに利用できるし、真夏の屋外活動でほてった体のクールダウンさせたいときも有効だ。
同様にクールダウンできるものに水シャワーがある。が、水シャワーは刺激が強く、心臓麻痺を起こすのではないかと不安になるほど。これに対し、水ミストは微細な粒で水が噴霧されるため、肌に当たった感触がマイルドで冷たすぎない。
そのため、真夏のクールダウン利用に効果的。エアコンで体を冷やすより省エネといえる。
 
 
水ミストに短所はないの?
 短所としては、設置例が少ないこと。ミストサウナのすべてに水ミスト機能が付いてるわけではない。スプラッシュミストで、しかも比較的新しい機種でないと付いていないのが実状である。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2011年5月24日 (火)

低床型バスタブ

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【NO.277】「低床型バスタブ」のウソ・ホント

低床型バスタブって何?
277_2 低床型バスタブというのは、浴室に設置されるバスタブ(浴槽)の縁が低いものを指す。洗い場の床面から計った高さが45cm程度に抑えられているもの——つまり、またぐ高さが抑えられている浴槽。それが低床型バスタブとなる。
 またぐ高さが45cm程度といっても、湯船内の深さが45cmというわけではない。45cmしかお湯がたまらない浴槽では、肩までつかるのに苦労する。湯船はもっと深くなっているが、洗い場から湯船に入るときとの「またぎ」の高さが45cm程度に抑えられているわけだ。


なぜ、低床型バスタブが増えたの?
 低床型バスタブが生まれた理由は、湯船に入るときの苦労をなくすためだ。従来のバスタブだと、小さな子供や高齢者はまたいで入りにくいことがあった。そこで、小さな子供も高齢者も無理なくまたぐことができる高さに抑えられているバスタブが登場したわけだ。これもユニバーサルデザイン(誰にもやさしい設計)の一種といえるだろう。
 
 
低床型バスタブを選ぶ際の注意点はないの?
 高齢になっても入りやすい湯船を選びたいなら、またぎが低いだけでなく、もう一つ注目したい部分がある。それは、バスタブの縁の幅サイズだ。縁の幅が少なくとも10cm以上あると、より入りやすい。
 というのも、縁が幅広になっていると、一度縁に腰掛けてから、湯船への出入りができるから。高齢者の入浴を介護する場合も、要介護者を縁に腰掛けさせることができると、介護しやすくなるし、安全性も増す。つまり、低床型で縁が幅広のバスタブが最善ということになる。
 お風呂の安全対策というと、手すりばかりをチェックしがちだが、またぎの高さや縁の幅も重要。安全性を気にする人は、ぜひチェックしていただきたいポイントである。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2010年9月21日 (火)

浴室暖房

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【NO.261】「浴室暖房」のウソ・ホント

浴室暖房って何?
261 浴室暖房は、お風呂の天井部分に設置される浴室換気乾燥機を活用した機能である。
浴室換気乾燥機は暖かく、乾いた空気で浴室内を乾燥させてくれる装置。
その働きを利用し、乾いた空気でお風呂場を暖めることもできる。
それが、浴室暖房というわけだ。


浴室暖房の長所は?
 浴室暖房は冬の寒い時期に活躍する。冬の風呂場は寒い。湯船のフタを開け、シャワーを使うと室内は徐々に暖まってくる。しかし、風呂場に入った瞬間は寒い。
 この「風呂場に入った瞬間の寒さ」を和らげるために使用できるのが浴室暖房だ。いわば「予備暖房」の役割を果たすものである。
 あまりに風呂場が寒いと、不快であるだけでなく、体に変調が生じる危険も生じる。この危険を防ぐ役割もあるのだから、浴室暖房の働きは大きい。
 
 
浴室暖房に短所はないの?
 浴室は暖まる。が、その能力は限定的だ。ミストサウナのように汗をかくほど暖かくはならないし、肌が潤うこともない。乾いた空気で暖めるため、「乾燥しすぎている」という印象を受けることもある。
 そのため、シャワーや湯船からの湯気で浴室内が暖まってきたら、浴室暖房のスイッチを切るのが普通。あくまでも、最初の寒さを和らげるための機能と考えるべきだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2010年9月 7日 (火)

ミュージックリモコン

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【NO.260】「ミュージックリモコン」のウソ・ホント

ミュージックリモコンって何?
260 ミュージックリモコンとは、正式名称TESミュージックリモコン。東京ガスが考え出した浴室用設備だ。
 それは、浴室内で音楽を楽しむためのもの。仕組みを説明しよう。
 ベースとなる設備は浴室リモコンだ。浴室リモコンは、浴室内とキッチンなど浴室外にリモコン装置を置く。二つのリモコン装置を使い、浴室内と浴室外がインターホンで会話できるようになっている。
 このインターホン機能を利用し、浴室外のリモコンにiPodなどの音響装置を接続する。iPodなどから流れる音楽をインターホン機能にのせて浴室内で聴くことができるようにする。
 それが、ミュージックリモコンの内容である。


ミュージックリモコンの長所は?
 従来、浴室内で音楽を楽しもうとすれば、大がかりな装置が必要だった。システムバスの天井や壁に防水型のスピーカーを埋め込み、浴室の外に音響装置を接続するための差し込みジャックを設ける。手間もお金もかかったのである。
 その点、ミュージックリモコンは設置の手間がかからない。多くの住宅に標準設置されている浴室リモコンを活用すればよいからだ。
 つまり、「浴室内で音楽」を手軽に実現すること——それが、ミュージックリモコンの長所となる。
 
 
ミュージックリモコンに短所はないの?
 手軽であるのを長所とすれば、短所は「音質」。インターホン機能を活用して音楽を聴くわけだから、音質はそれなりのもの。決して重厚ではなく、むしろ軽めの音だ。小さなラジオで音楽を聴くのに似ている。その程度の音であることが短所といえる。
 いい音ではないが、寂しさを紛らす役には立つ。そのように考えるべきだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2010年8月24日 (火)

浴室リモコン

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【NO.259】「浴室リモコン」のウソ・ホント

浴室リモコンって何?
 浴室リモコンとは、浴室内の壁に設置された操作盤のこと。お風呂のお湯張りや追い焚き、湯温調整などを行うためのものだ。
 リモコンとは遠隔操作機のこと。浴室内にあれば、それは「遠隔」ではないと思うかもしれない。しかし、昭和50年代まで、お風呂をわかすときは浴室外の釜に点火していた。外の熱源機を直接操作していたわけだ。
 それに対し、浴室内で外の熱源機を操作できるのは「遠隔=リモコン」にあたる。だから、浴室内の操作盤を浴室リモコンと呼ぶわけだ。


セットになる台所リモコンとは?
 現代の住宅では、浴室リモコンとは別にもう一つリモコンを設置するのが一般的になっている。
 もう一つのリモコンはキッチン=台所に設置される。そのため、台所リモコンと呼ばれている。
 台所リモコンは、家事を楽にするために生み出された。台所仕事をしながら、お風呂に点火する。その手間を省くために設置されたのだが、台所リモコンのメリットはそれだけではない。
 
 
リモコンは2機必要なの?
 浴室リモコンと台所リモコンの二つを設置することで生まれるメリット——それは、二つのリモコンを使って双方向通話ができることだ。
 まず、お風呂が沸いたことを台所のリモコンを通して知らされる。
 次に、入浴している最中、外の家人と会話ができる。たとえば、「石けんがなくなったので、持ってきて」とか「そろそろ子供が上がるよ」といったことを知らせることができるわけだ。
 現代のお風呂は機密性が高いため、浴室内で叫んでも外に聞こえないことが多い。特に、リビングでテレビを見ているときなどは聞こえにくい。そんなときも、二つのリモコンがあれば、話が通じやすいというわけである。

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文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2010年3月 9日 (火)

手元スイッチ付きシャワーヘッド

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【NO.247】「手元スイッチ付きシャワーヘッド」のウソ・ホント

手元スイッチ付きシャワーヘッドって何?
「手元スイッチ付きシャワーヘッド」というのは、その名の通りシャワーヘッドにスイッチが付いた製品を指す。そのスイッチは、シャワーを出す・止めるを操作するためのもの……つまり、お湯を節約する=節水型シャワーヘッドというわけだ。
 身体を洗っているとき、シャワーをムダに流すことがある。シャワーを止めるレバーが遠いから。目をつぶっていてレバーの位置が分からないから……それらの理由は、「出す・止める」のスイッチを操作しやすくすれば解決するはず。そこで、開発されたのが、シャワーヘッドに「出す・止める」のスイッチを備えた製品。それが「手元スイッチ付きシャワーヘッド」というわけだ。


再び注目されている理由は?
「手元スイッチ付きシャワーヘッド」は、じつは以前から製品化されている。私の記憶では1990年代からアイデア商品として存在していたはずだ。
 そのアイデア商品が、再び注目されている。その理由は、省エネの時流にマッチしているから。住宅版エコポイントでも、「節水型シャワーの設置」が給付要因(新築住宅へのエコポイントで)の一つになっているほどだ。
 これから、採用が増えると予想される設備なのである。
 
 
手元スイッチ付きシャワーヘッドに短所はないの?
 その製品を使ってみると……。
 以前は、スイッチが固く、押しにくい製品があった。特に、手に泡が付いているときは滑って操作しにくいことも……。しかし、今の製品は操作がしやすくなっており、欠点は解消されたといえる。
 ただし、小さな子供や高齢者など、握力が弱い人には操作しにくいこともあるだろう。
 弁を閉じる・開けるという単純な動きのため、人によっては操作しにくいこともある――それが短所といえば、短所だろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2008年11月25日 (火)

段差付き浴槽

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【NO.215】「段差付き浴槽」のウソ・ホント

段差付き浴槽って、どういうもの?
 段差付き浴槽というのは、浴槽の内壁に段差が設けられたものを指す。それは、親子で入浴するときのことを考えて生み出された。
 小さな子供は湯船の中で座りにくい。座ると顔が沈んでしまう。座っても顔が沈まないような湯量にすると、今度は大人が入浴しにくい。
 そこで、内壁に段差を設け、小さな子供が座れるようにしたのである。
 子供用であるため、段差は小さな子供が座りやすい高さに設けられ、幅も狭め。子供がちょこんと座れるくらいに抑えられ、大人が入浴するときの邪魔にならないようになっている。
「浴槽内に設けられた小さな出っ張り」といった風情のものである。


段差付き浴槽に問題はないの?
 浴槽内の段差は評判がよかった。小さな子供は当然、喜んだ。大人が一人で入浴するときも、邪魔になるどころか、喜ばれることが多かった。それは、足を乗せると具合がよかったからだ。湯船にどっぷりつかり、足を段差に置く、もしくは脚を乗せる(ふくらはぎを乗せる)と、意外にリラックスできるからだ。
 段差は好評だったのだが、それ以外の点で困った問題があった。
 初期の段差付き浴槽は、サイズが大型だった。シェル型やデルタ型で、大人と子供がゆったり入ることのできるサイズにされた。
 この大型サイズはお湯を大量に使う。そして、掃除の手間が増えた。さらに、洗い場が狭くなるなどの点で不満を生んだのである。
 
 
最新の段差付き浴槽はどんな形なの?
 大型サイズで段差付きの浴槽は評判が今ひとつ。しかし、浴槽内の段差自体は好評だった。そこで、最新の浴槽では「標準サイズで、段差付き」というものが生まれている。
 使用するお湯の量は常識の範囲で、段差付きの使いやすさだけを残したわけだ。この浴槽がこれから増えてゆくものと思われる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2008年7月22日 (火)

プッシュ水栓

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【NO.206】「プッシュ水栓」のウソ・ホント

プッシュ水栓って何?
 プッシュ水栓は浴室の洗い場に付けられる設備だ。
 洗い場には必ず水栓金具がある。蛇口からお湯を出すための栓、そしてシャワーからお湯を出すための栓だ。
 水栓金具は通常、回すことで操作する。お湯の温度を変えるために回す。お湯を出す、止めるを操作するために回す……。この「回す」操作の一部を「押す」という操作に変えたのがプッシュ水栓である。
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どのように使うものなの?
 具体的に説明しよう。最新のプッシュ水栓はシャワー用、蛇口用で二つの押しボタンがある。いずれも直径が5センチ以上あり、かなり大きいボタンだ。
 このシャワーボタンを押すとシャワーヘッドからお湯が出てくる。もう一度同じボタンを押すとシャワーが止まる。蛇口用のボタンも同様に操作する。
 つまり、「押す」という操作だけで、出す・止めるが操作できるわけだ。
 お湯の量を調節するときは、ボタンの外側に付けられたジョグダイヤルを回す。湯温の調整ダイヤルは別に付けられ、それを回すことでシャワー・蛇口から出る湯の温度を変える仕組みである。
 
 
その長所は?
 プッシュ水栓の長所は、どんな人にも使いやすいこと。握力が弱い高齢者や小さな子供でも簡単にお湯を出す・止めるを操作できる。
 湯温や湯量を変えるときには「回す」という操作が必要だが、介護者があらかじめ湯温・湯量を決めておけば問題ないだろう。視力が弱まり、細かい字が読めないときでも操作しやすいといった長所もある。
 一般的な水栓に比べると高価だが、お役立ち度も高い設備といえる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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2008年4月29日 (火)

200回記念「私が好きな設備ベスト5」

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【NO.200】200回記念「私が好きな設備ベスト5」

最も気に入っているのはお風呂の床
2001 最近の住宅設備のなかで、私が最も気に入っているのはシステムバスに設置される「乾きやすい床」。カラリ床の商品名でも有名な設備である。
 乾きやすいから滑らないし、カビも発生しにくい。断熱性も高いので、冬もヒヤッとしないなど長所が多い。
 この設備、実際に使ってみると長所を肌で感じることができ、耐久性も高い。まったくもって言うことナシの優等生設備である。


小さな装置だが、リッチさを生む仕掛け
 次に気に入っているのはブルモーション。このサイトでも項目をあげて解説しているので、詳しくはそちらを。
 こちらも、体が小さく、シンプルな構造なのに効果が大きい。どんどん広まっていって欲しい設備である。


システムキッチン天板の決定版
 システムキッチンの天板(カウンター)の素材にはステンレスと人造大理石がある。ここに、最近ニューフェイスが登場した。それは、人造大理石の一種で、砕石の比率を高めたもの。自然の大理石などを細かく砕き、それを多く含ませた人造の石材というわけだ。
 その長所は、見た目が自然の石に近く、ムードがよいこと。そして、自然の石よりも加工しやすく、柔らかさもあるため食器を傷つけにくいこと。自然と人造の長所を兼ね備えた素材となっている。


デザイン性を高めたキッチン設備
2002 ピピッとコンロ+do GRILLER(プラス・ドゥ グリレ)のように、デザインのよいコンロもお気に入り設備の一つだ。詳しくは、特集記事「そこが知りたかった!第6回」を。


少し高いが、憧れの設備
2003 値段は高いが、いつかは欲しいと思うのは、タンクのないトイレ。タンクレストイレの商品名で知られる設備だ。
 この設備、初期のものは洗浄能力の面で不満があったが、今の製品は問題ない。
 なにより、美しいし、トイレ空間がノビノビするメリットも大きい。一度このトイレを使うと、タンクを背負ったトイレには戻れないと思う。それくらい魅力的な設備だ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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