折り戸式サッシ
【NO.236】「折り戸式サッシ」のウソ・ホント《会員リクエスト》
■折り戸式サッシって何?
今回は、読者からのリクエストにおこたえして、折り戸サッシについて取り上げる。
リクエストでは、カフェにあるアコーデオンのようなサッシを住宅にも設置できないか、という質問だった。カフェで見るサッシは、すき間もあり、住宅には不向き。そこで、住宅に設置できる折り戸式サッシのことを書きたい。
マンション、戸建て住宅に設置されるアルミサッシには、いろいろな形状のものがある。「折り戸式」もその一つ。カフェで見かけるアコーディオン式に近い窓のことだ。
もしくは、お風呂の入り口に設置される二つ折れのドア……その形式を採用した窓といえばおわかりいただけるだろうか。かなり特殊な窓である。
外国のカフェで使われるのは、ガラス戸1枚1枚が細長いもの。しかし、住宅に採用される折り戸は、1枚1枚が幅広になっている。住宅用のサッシは気密性を高くし、風の日もガタつかないようにしなければならない。そのため、1枚1枚が大きく頑丈になってしまうのである。
■折り戸式サッシの長所は?
折り戸式サッシの長所は、窓を開け放したいとき、開口部が大きくなること。例えば、幅2mの窓に、一般的な引き違い窓を設置したとしよう。その場合、開口部は最大で窓幅の半分。全体の幅が2mの場合、その半分の幅1m程度しか開かない。しかし、折り戸であれば2m近くまで開けることができる。
加えて、見た目がお洒落であることも、折り戸の長所だ。
■折り戸式サッシに短所はないの?
折り戸式サッシを採用した場合、まず問題になるのは網戸。特殊な開き方をするため、窓の外側に網戸を設置できない(設置すると、窓を開けるときにぶつかる)。そこで、内側にプリーツ網戸を設置することになる。
次の問題点は、値段が高いこと。折り戸は窓枠に大きな重さがかかるため、窓枠を頑丈にしなければならない。ガラス戸も特殊な形状のため、サッシの値段が高くなってしまうのだ。
同じ理由で、ガラス戸のサイズが限られる。背の高いガラス戸を採用すると、重量が増し、窓枠への加重が大きくなりすぎる。だから、高さ180cm程度までのガラス戸になるのが普通。ハイサッシの窓には設置しにくいわけだ。
それらの問題があるため、マンションや戸建て住宅での採用例は少ないのが実状だ。
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開放制限窓とは、窓の開き方に制限が加えられた窓のことを指す。簡単にいえば、全面的には開かない。少ししか開かない窓のことである。
