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2012年1月10日 (火)

長期優良住宅

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【NO.293】「長期優良住宅」のウソ・ホント

長期優良住宅って何?
293_3 長期優良住宅は、平成21年6月に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」によって認定されるようになったもの。「劣化対策」「耐震性」「維持管理・更新の容易性」「可変性」「バリアフリー性」「省エネルギー対策」「居住環境」「住戸面積」「維持保全計画」の9項目を高いレベルでクリアした物件(マンション、戸建て)が、国の法律によって長期優良住宅と認定されるわけだ。
 これとは別に、「長期優良住宅先導事業」というものがある。こちらは、長期優良住宅の認定を受けたプロジェクトのうち、長寿命化に対して優れた提案を盛り込んでいると国土交通省が認めた事業のことだ。
 そのため、長期優良住宅の認定を受けた住宅の一部が、長期優良住宅先導事業となり、一段レベルが高くなる。実際、長期優良住宅の基準を満たし、さらに長期優良住宅先導事業となった事例はまだ少ないのが実状である。


長期優良住宅の長所は?
 長期優良住宅の前身として「センチュリーハウジングシステム(CHS)」というものが、昭和の終わりに生み出されている。これは、1世紀(100年)にわたり住み続けることができるような住宅を広めようという動きだった。
 その働きもあり、日本の住宅は長持ちするようになった。昭和の時代に建設されたマンションの多くは耐用年数が40年から50年とされているのに対し、今の分譲マンションは60年から80年……きちんとメンテナンスすれば100年程度の耐用性を持つと考えられる。
このCHSよりもさらに進んだ住宅をつくろうと考え出されたのが、長期優良住宅。CHSの上をゆくため、私は“200年マンション”と呼んでいる。
 建物がそれほど長持ちして、住戸内の設備、間取りは変更や更新が行いやすい。もちろん、省エネやバリアフリー、長期間の修繕計画などの工夫も多い。その結果、子々孫々住み続けられるだけでなく、中古として売るときの評価が上がるというメリットも期待できる。極めて高品位な住宅ということになる。
 
 
長期優良住宅に短所はないの?
 高品位であるため、当然ながら建設費は高い。建設コストが上がるため、マンションの場合、分譲価格が2、3割高くなると考えられる。しかし、今は認知度が低いため、価格上昇の度合いが低い。いわば、サービス価格で分譲されている状況。つまり、質が高いのに、それほど高くないわけだ。今は、お買い得な時期といえるだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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