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2011年12月 6日 (火)

ホテル並みサービス付き

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【NO.291】「ホテル並みサービス付き」のウソ・ホント

「ホテル並みサービス付き」って何?
 ホテルのように各種サービスが付いたマンション——それは、最近考えられたものではない。じつは、鉄筋コンクリートを使って集合住宅が造り始められた当初から考えられていたものだ。
 鉄筋コンクリートを使うと、それまでの石造り住宅よりも短期間・低予算で自由な建物を建設することができる。石造りよりも大規模で高層の建物、そして窓が大きい設計も可能となる。「この技術によって、ホテルもしくは豪華客船のように何でもそろっている集合住宅を造りたい」と考えたのが、近代建築の祖とされるル・コルビュジェ。つまり、マンションは誕生時からホテル並みのサービス付きを目指していたわけだ。


ホテル並みサービス付きの最新傾向は?
 ホテル並のサービスの一例を挙げると、ハウスキーピングがある。住戸内を定期的に掃除してくれるサービスだ。ついでに、ベッドのシーツを取り替えてもらうこともできる。また、住戸まで飲食物を運んでくれるルームサービス、夜中に靴磨きをしてくれるシューシャイン・サービス、マイカーを駐車場まで運び、出かけるときはエントランスに出しておいてくれるバレーパーキングサービス付きなど……それらを導入したマンションが実際に分譲されている。日本のマンションは、そこまで進んでいるのだ。
 
 
ホテル並みサービス付きの短所は?
 ホテル並みのサービスが付いていれば、生活は楽になる。一方で問題になるのはその費用だ。各種サービスにはすべて費用がかかり、「お金をだしてでもサービスが欲しい」という人が多くないと維持してゆくことができない。
 そこで、従来は高級賃貸マンションで採用されることが多かった。賃貸ならば、高いサービス費用を賃料に含ませやすいからだ。
 ところが、ここ数年、都心の超高級分譲マンションにもホテル並みサービス付きが登場し始めている。都心マンションの新しい傾向とみることができる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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