カーシェアリング
【NO.288】「カーシェアリング」のウソ・ホント
■カーシェアリングって何?
カーシェアリングは、車をみんなで共有することを指す。マンションにおいては、管理組合が専用のレンタカーを借り受け、常時マンション内に置く。マンション居住者は15分100円といった料金設定で借りることができ、ちょっとした買い物や駅までの送り迎えにも気軽に利用できる仕組みである。
■カーシェアリングの利用法は?
予約や料金の支払い、鍵の解錠、施錠は携帯電話や角住戸のカードキーなどを利用して行う。面倒な手続き無しで借りることができ、利用料は管理費と一緒に口座引き落としされるのが一般的だ。手軽さが受けて利用者が増え、大規模マンションでは1台だけでなく、2台の車を用意するケースがある。
■カーシェアリングに短所はないの?
短時間・低料金で借りることのできるレンタカーは、世間一般にもある。しかし、一般の低料金レンタカーは、借りる場所・返す場所が家から遠いと利用しにくい。その点、マンションのカーシェアリングならば、自宅の庭で借りて自宅の庭で返すようなもの。加えて、「誰が乗ったか分からない」ということもない。だから、利用者が増えていると考えられる。
現在、マイカーの所有率は下がる半面、カーシェアリングの利用率が高まっている状況である。
文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄
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