シャトルバス
【NO.284】「シャトルバス」のウソ・ホント
■シャトルバスって何?
シャトルバスは、二つの地点を往復運行するバスのことを指す。マンションの場合、マンションエントランスから最寄りの駅まで往復する中型もしくは小型バスになるのが一般的だ。
途中で止まることなく、マンションー駅間を行き来する。この往復バスをマンション専用として運行させ、乗ることができるのはマンション居住者と、マンションの来訪者のみ。マンションの近所に住んでいる人は乗車できない。あくまでも、マンション居住者と、マンションを訪ねてきた人のために運行されるバスである。
■シャトルバスの長所は?
シャトルバスが設置されるのは、駅から離れたマンション。駅までバスを使う立地のマンションで、駅から遠い不便さを解消するために運行される。
朝と夜の通勤時間帯は、駅とマンションを直結。しかし、昼間の時間帯は、マンションー駅の間に、スーパーマーケットに寄ったりする。買い物バスとして利用できるケースもあるわけだ。
実際にシャトルバスに乗ってみると、想像以上に便利。通勤時間帯は途中停車しないので、所要時間が短い。駅周辺が混雑する場合、比較的空いた道を通り、混雑エリアの手前で降車できるようになっている。電車で通学する小中学生も、安全にマンションまで帰ってくることができる。
■シャトルバスに短所はないの?
シャトルバスの利用料は、無料もしくは1回50円とか100円程度。無料の場合は、毎月払う管理費のなかから運営費用が捻出される。そのため、ある戸数の多い大規模マンションでないと、維持できないサービスでもある。
どんなマンションにも採用されるわけではないこと――それが短所の一つ。そして、設置された場合も、利用者が少ないと維持できなくなり、廃止される可能性がある。それも、短所というか不安点といえるだろう。
| 固定リンク