ママラウンジ
【NO.283】「ママラウンジ」のウソ・ホント
■ママラウンジって何?
マンションのラウンジとは共用施設の一つとして設置され、「マンション居住者が気軽に集まって話ができる場所」を指す。エアコンの効いた屋内に配置されることが多く、ソファやベンチ、テーブルなどが置かれて、居住者ならば誰でも無料で利用できるようになっている。
そのなかで、ママラウンジと呼ばれるのは、子育て中の主婦が集まりやすいように工夫された場所を指す。たとえば、キッズルームの横やランドリールームの横など。子育てや家事の最中に、ちょっと座って主婦同士が話できるようになっている場所——そんなスペースがママラウンジと呼ばれている。
■ママラウンジの長所は?
ママラウンジは、日常生活のなかで利用しやすいように設置される。それが最大の長所といえる。たとえば、小さな子供をキッズルームで遊ばせるとき、母親は手持ちぶさたとなりがち。大型のコインランドリーがあるランドリールームでタオルケットなどを洗濯するときも、主婦には待ち時間が生じる。この“暇な時間”を楽しく過ごせるように、と考えて設置されるわけだ。
屋内なので、雨の日や夏の暑い日も集まりやすい。そのため、利用する人が多い共用施設でもある。
■ママラウンジに短所はないの?
ママラウンジがあると、重宝する。しかし、いずれ利用されなくなるかもしれない、という不安があるのも事実。キッズルームで子供を遊ばせる主婦は多い期間は併設されるママラウンジの利用頻度も高いだろう。しかし、子供が大きくなると、キッズルームの利用度は下がる。それと同時にママラウンジの利用者も少なくなる可能性があるわけだ。
しかし、ママラウンジに特別な設備はない。広めのスペースにソファ、ベンチ、テーブルなどが置かれているだけ。そのため、利用者が少なくなれば、ソファ類を撤去し、別の利用法を考えればよい。
転用がしやすいわけで、それもまたママラウンジの長所といえる。
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