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2011年3月22日 (火)

蓄電池付太陽光発電システム

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【NO.273】「蓄電池付太陽光発電システム」のウソ・ホント

蓄電池付太陽光発電システムって何?
 蓄電池付太陽光発電システムとは、屋根に太陽光発電パネルを載せ、そこでつくった電気をバッテリーに蓄え、夜になってから使うシステムのことを指す。バッテリーにはリチウムイオン電池が使用される。これは、ハイブリッドカーや電気自動車に使われるのと同じもの。繰り返し充電に強く、寿命も長い電池だ。
 従来の太陽光発電システムは、太陽光でつくった電気をすぐに使っていた。これに対し、蓄電池付太陽光発電システムは、昼間に電気を蓄え、その電気を夜間に使うことができる。
 家庭で大量の電気が使われるのは夜間。その夜間に、太陽光発電を活用するためのシステムといえる。


なぜ、蓄電池付太陽光発電システムが生まれたの?
 じつは、欧米ではこの蓄電池付太陽光発電システムが広まっている。理由は、このシステムでないと、売電ができなくなっているからだ。
 欧米では太陽光発電が広まるにつれ、電力会社に売電される電気の量も増えた。そうなると、電力会社の負担が増大し、「太陽光発電でつくった電気はなるべく自分たちで使って」とされるようになった。さらに、蓄電池を付けていないと売電ができなくなっているのだ。
 日本でも、将来、蓄電池付でないと売電ができなくなる可能性がある。そのため、一部のマンションで蓄電池付太陽光発電システムが採用されるようになっている。
 
 
蓄電池付太陽光発電システムに短所はないの?
 一番の問題は蓄電池を備えることで、設置費用とメンテナンス費用が高まること。車に使われたリチウムイオン電池を再利用することで、なるべく費用を抑えているが、それでも費用は増大する。しかし、自然エネルギーを活用するためには、致し方ない出費なのかもしれない。
 また、蓄電池はそれなりに大きなもので、屋内に設置しなければならないため、戸建て住宅では置き場所に困るという問題もある。戸建て住宅よりもマンションに向く方式といえそうだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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