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2010年4月20日 (火)

公開空地

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【NO.250】「公開空地」のウソ・ホント

公開空地って何?
250 マンションの敷地に「公開空地」とされる場所がある。「マンションの建物前面が公開空地」とか、「建物のまわりはすべて公開空地」だったりする。
 その「公開空地」とは何か。ひと言でいえば、誰でも立ち入り自由な場所のこと。マンションの敷地(所有地)なのだが、誰にでも公開される場所という意味である。
 公開空地は公園として活用されたり、緑道になったりする。公園も、緑道も、多くの人に喜ばれる場所。マンションの敷地一部を多くの人に喜ばれるように活用するのが公開空地と考えればよいだろう。


公開空地の長所は?
 マンションの敷地を「公開」すれば、多くの人に喜ばれる。一方で、マンションの住民にとってはどうか。自分たちの土地を、他人が自由に使うことを許す。その使用料も取らない、というのは損ではないか。そう考えるのが普通だ。
 しかし、実際にはまったく見返りなしで公開空地を設けているわけではない。その見返りはある。
 例えば、高さ制限を緩和してもらい、超高層マンションを建設する。高さ制限を緩和してもらう代わりに、敷地の一部を「公開空地」とする。そのような決めごとの元に設置されるのが「公開空地」。公開空地を設けることで、マンションにもメリットが生じているのである。
 
 
公開空地に短所はないの?
 公開空地は、マンションの所有地であっても自由に使うことはできない。公園とか緑道として使い続けることが決められている。自分たちの土地なのに、自由にならないこと——それが最大の短所となる。
 しかしながら、先述したとおり、その見返りを受けているので損とはいえないだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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