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2009年4月14日 (火)

新聞配達サービス

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【NO.224】「新聞配達サービス」のウソ・ホント

新聞配達サービスって何? 
 新聞配達サービスはオートロックの普及で生み出された新しい工夫である。
 入居者と入居者から許可された人だけしか建物内に入ることができないオートロック方式。それによって、犯罪者の侵入を防ぐことができるだけなく、無用のセールスマンなども出入りしにくくなる。それはよいのだが、同様に出入りできなくなってしまうのが新聞配達員。それが問題だ。
 昭和時代のマンションならば、オートロックなしのものが多く、新聞配達員の出入りも自由。そのため、各住戸の玄関まで新聞が届けられるのが当たり前だった。しかし、今は事情が異なる。オートロックの普及で配達員の出入りが制限され、「新聞は集合郵便受けに」という形式が当たり前になってしまった。
 そこで、登場したのが新聞配達サービス。具体的には、夜中も常駐する警備員などに声をかけ、オートロックを解錠してもらう。それで、配達員が出入りでき、新聞が各住戸の玄関前まで届く仕組みである。


新聞配達サービスの長所は?
 新聞配達サービスがあれば、オートロック方式のマンションであっても各住戸の玄関まで新聞が届けられる。つまり、朝刊を受け取るため、いちいち集合郵便受けに取りに行く手間が省かれる。それが、最大の長所だ。加えて、集合郵便受け付近のゴミを減らす効用もある。それについては、少し説明が必要だろう。
 集合郵便受けに新聞が届く方式の場合、「新聞を受け取るのは出勤時」という家庭が増える。朝の支度をしているときに朝刊を取りに行く暇はない、と、朝食を食べながら新聞を読むのをあきらめる。集合郵便受けから朝刊を出すのは身支度をしてマンションを出るとき。出かける際に新聞を取り、電車のなかで新聞を読むわけだ。
 その際、新聞に折り込まれている広告は邪魔になるので、捨ててゆく。それで、集合郵便受け周辺にチラシ類が散乱しやすくなってしまうのだ。
 新聞配達サービスがあれば、集合郵便受け周辺にチラシ広告が散乱することがない。それも、新聞配達サービスのメリットとなる。
 
 
新聞配達サービスの短所は?
 便利な新聞配達サービスだが、最大の問題は「どこでも採用できるわけではないこと」。採用したくても採用できないマンションがあるわけだ。
 採用できるのは、夜中も警備員が常駐するマンション。その場合、配達時に警備員に声をかけ、解錠してもらうことができる。
 しかし、警備員が常駐していないマンションでは、声のかけようがない。それで、採用をあきらめることになる。
 新聞配達員に鍵を持たせ、自由に出入りできるようにすればよい、という考え方もある。しかし、住民の安全を守るための鍵は簡単に渡すことができない。それで、不自由さがあっても、新聞配達サービスを断念するマンションが少なくないのである。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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