« 景気低迷でも「外してはいけない住宅設備」は? | トップページ | あなたが最も目を光らせるマンションの清掃箇所は? »

2009年3月 3日 (火)

どんぶり返し

Blog_back060615

【NO.221】「どんぶり返し」のウソ・ホント

どんぶり返しって何?
 どんぶり返しというのは、出前の器——例えば、寿司桶やかつ丼のどんぶりを返すため施設。それが設置されるのは供用部。たとえば、エントランス近くの郵便受けの下部などだ。
 マンションの郵便受けは外から手紙等を入れ、内側から受け取る方式が一般的だ。その郵便受けの下部に内側からどんぶりを入れ、外から取り出す棚を設ける。つまり、郵便物とは逆の動きで出し入れする棚をつくるわけだ。それが「どんぶり返し」である。


なぜ、どんぶり返しが必要なの?
 出前の器を返すとき、戸建てであれば玄関前に器を出す。しかし、マンションの場合、玄関ドアの前に器を置くと不都合が起きる。最近のマンションはオートロックが当たり前なので、器の回収にきた人が自由に出入りできない。器の回収が困難になるケースが起きてしまうのである。
 そこで、よく行われるのが「エントランスの外に器を出す」方式。エントランスの外、オートロックの操作盤下などに器を置き、上に新聞紙をかけたりする。
 これは見栄えがよくない。みっともない、と考え出されたのが「どんぶり返し」なのである。
 
 
どんぶり返しの短所は?
 どんぶり返しが実際に設置されたマンションはごく一部。既存のマンションに取り入れようとしても設置工事ができないケースもあるだろう。
 つまり、「それは便利だ」と思っても、簡単に採用できないところが短所といえる。
 出前の器をスマートに返す方式はまだいろいろあるはず。これからも工夫が生まれることを期待したい。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

Blog_back060615

|

« 景気低迷でも「外してはいけない住宅設備」は? | トップページ | あなたが最も目を光らせるマンションの清掃箇所は? »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/177663/44229515

この記事へのトラックバック一覧です: どんぶり返し:

« 景気低迷でも「外してはいけない住宅設備」は? | トップページ | あなたが最も目を光らせるマンションの清掃箇所は? »