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2008年10月28日 (火)

スタジオタイプ

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【NO.213】「スタジオタイプ」のウソ・ホント

スタジオタイプって、どういうもの?
213 都心部や郊外部の駅近くに建設されるマンションでは「スタジオタイプ」という間取りを見つけることがある。これは、どんな間取りなのか。
 スタジオタイプは、部屋の区切りがなく、トイレ・洗面所・浴室・キッチン以外は、ひとつの大空間になっている間取りである。
 そのような間取りを、以前はワンルームと呼んでいた。しかし、ワンルームには狭苦しいイメージがある。実際、昭和50年代に盛んにつくられたワンルームには狭いものが多かった。専有面積が20m2以下——つまり10畳程度のものが珍しくなかったのである。
 10畳のなかに玄関・トイレ・洗面所・浴室・キッチン・収納庫を収めると、残りはせいぜい6畳程度。そこに、ベッドと机、冷蔵庫とテレビを置くので、ほとんどビジネスホテルのシングルルームと変わりがなかった。
 そのようなイメージがあるため、ワンルームという呼び方は嫌われるようになった。
 そこで、「ワンルームより広い」ということを強調するために使われるようになったのがスタジオタイプ。部屋が一つであるという意味ではワンルームと同じだが、それよりは広い住戸。それがスタジオタイプというわけだ。


スタジオタイプの長所は何?
 スタジオタイプは、もともとアメリカで使われていた言葉。専有面積が100m2以上で部屋の区切りがない間取り——本当にスタジオのような住戸をスタジオタイプと呼んだのである。その呼び名がオシャレなので、日本でも使われるようになった。
 しかし、日本のスタジオタイプはそれほど広くはない。従来のワンルームより広いが、それでも30m2とか40m2程度のものが主流。アメリカよりもだいぶスケールが小さくなっている。
 もっとも、アメリカでも最近は巨大なスタジオタイプは少なくなり、40m2程度のものが多くなっているのだが……。
 
 
スタジオタイプに短所はないの?
 スタジオタイプは、ワンルームよりも広い。しかし、間仕切りがないので、食事するスペースとくつろぐスペース、寝るスペースが一体化しがちだ。
 それを防ぐためには、なるべく広いことが求められる。できれば、40m2とか50m2の広さが欲しい。また、ベッドを置くスペースとリビングスペースを分けやすいことも大切だ。例えば、部屋の形がバルコニーに面して横長になっているものなどが暮らしやすい。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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