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2008年7月 8日 (火)

家具転倒防止下地

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【NO.205】「家具転倒防止下地」のウソ・ホント

家具転倒防止下地って何?
 家具転倒防止下地というのは、「手すりの下地」と同様、内装壁の内側に入れる厚さ1cm以上で幅広の板のことを指す。
 手すりの下地は、将来、手すりをねじ止めするときのために設置される。これに対し、家具転倒防止下地は、地震対策用に設置される。
 大きな地震が起きると、室内に置いた家具が倒れ、その下敷きになる事故が発生しやすい。それを防ぐには転倒防止金具を家具に付けるのが効果的とされる。家具に金具を付け、壁に固定する。そうすれば、大きな地震時にも家具が倒れにくいというわけだ。
 しかしながら、現代の住宅は内装壁に石膏ボードを用いることが多く、釘やネジが固定されにくい。つまり、転倒防止金具も壁に固定されにくい。
 そこで、有効なのが、家具転倒防止下地。これが壁内にあればネジ止めしやすく、家具の転倒防止策が講じやすいという仕組みである。


どんな場所に設置されるの?
205_2 家具転倒防止下地が組み込まれるのはリビングや寝室、子供部屋といった居室。家具を置くことが多い部屋の壁に設置される。
 ただし、居室のすべての壁に設置されるわけではない。通常は、「ここに家具を置くことになるだろう」と目される壁、その壁の上部に家具転倒防止下地が入れられる。
 背の低い家具は大地震でも倒れにくい。倒れやすいのは背の高い家具。背の高い家具の上部に転倒防止金具を付けやすいよう、壁上部に下地を入れるわけだ。
 
 
その普及度は?
 手すりの下地に比べると、家具転倒防止下地の普及度は低い。その理由は、そこまで気を遣う不動産会社や建設会社、ハウスメーカーがまだ少ないから。手間とお金がかかるわりに、地味であることも理由の一つかも知れない。
 しかし、実際に家具転倒防止金具を付けようとすると、そのありがたみが実感できる。地味ではあるが、もっと普及して欲しい工夫である。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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