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2008年3月 4日 (火)

屋根のシート断熱防水

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【NO.196】「屋根のシート断熱防水」のウソ・ホント《会員リクエスト》

シート断熱防水って、どういうもの?
 シート断熱防水を簡単に説明すると、鉄筋コンクリートや鉄製の屋根に断熱材を敷き、その上を丈夫な防水シートでカバーすることを指す。
 断熱材により夏の炎天下でも屋根の温度上昇を低減させ、室内環境をよくする効果がある。防水シートはカラスが突いても破れることがなく、耐久性も長いことから昭和40年代から50年代にかけてマンション屋根の補修に盛んに用いられた。
 昭和30年代、40年代に建てられたマンションは屋根の断熱性が低く、最上階住戸は「屋根が焼ける」と嫌われた。真夏に屋根の温度が上がり、夜になっても室内温度が下がらなかったからだ。
 屋根のシート断熱防水は、改修工事で施工しやすいため、「屋根が焼ける現象」をなくすために重宝されたのである。
 シート断熱防水は現在も、新築、改修で採用されている工法である。


それは、外断熱にあたるの?
 屋根のシート断熱防水は、「構造躯体の外側を断熱材で覆う」という意味では外断熱になる。
 しかしながら、現在、「外断熱」と呼ばれる構造は、構造躯体の外側全体を断熱材で覆うことを指している。屋根も壁も、そして床部分も外側に断熱材を張っている状態が外断熱となるわけだ。
 そのため、「屋根はシート断熱防水だが、壁は内側に断熱材を入れている」もしくは「屋根はシート断熱防水だが、壁には断熱材が入っていない」というような構造の場合、厳密には外断熱とはいえないし、外断熱住宅の長所も生じない。単に、「屋根は外断熱になっている」ということになる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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