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2008年1月 8日 (火)

オートトイレ

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【NO.192】「オートトイレ」のウソ・ホント

オートトイレって何?
192 オートトイレというのは、トイレ内のある作業を自動で行ってくれる便器のこと。「自動」というと、便器の水が自動的に流れることを連想する人も多いはず。が、オートトイレが行うのは水を流すことではない。
 オートトイレが行ってくれるのは、便器のフタの上げ下げだ。
 洋式便器に付けられたフタは、普段は閉まっている。しかし、人が便器内に入ると、それを感知して自動的にフタが開く。まるで、「いらっしゃいませ」と言わんばかりに迎えてくれるわけだ。そして、人がトイレを出ると、自動的にフタが閉まる仕組みである。
 トイレ内に入ってきた男性がおもむろにズボンのチャックを下ろすと、それを感知して自動的に便座も上がる……というのはウソで、そこまでの自動化は行われていない。
 男性が便座を上げて小用を足したいときは、リモコンスイッチのボタンを押す。すると、便座がモーターで上げられる仕組みになっている。
 便座を上げたまま男性が出て行くと、自動的に便座が降り、フタも閉まる。以上が、オートトイレの基本的な働きとなる。


オートトイレのメリットは?
 オートトイレが登場した当初、「余計なお世話」という評価があった。フタなんて簡単に開けることができる。そこまでしてもらう必要はないという意見だ。
 しかし、オートトイレには長所が多く、そのなかには実利的な長所もある。それは、どういうことかというと……。
 最近の便器は意外に消費電力の多い設備になっている。特に、便座を温めるために使われるエネルギーが大きい。
 この消費電力を抑える上で有効なのが、「こまめにフタを閉める」こと。フタを閉めれば、放熱が減り、消費電力が減るのだ。
 ところが、世の中にはフタを閉めずにトイレを出る人がいる。こまめにフタを閉める人のほうが少ないだろう。そこで、役立つのがオートトイレ。これなら、自動的にフタの開け閉めをしてくれるので、省エネが実現するというわけである。
 また、男性が便座を上げまま出て、それを女性が下ろすという作業もなくしてくれる。そのことを喜ぶ女性も多い。
 「一人暮らしの女性宅を訪ねたら、トイレの便器が上がっており、恋人が居ることがわかった」などということも、オートトイレがあればなくなりそう。
 オートトイレには、実際のメリットが少なくないのである。
 

オートトイレに短所はないの?
 長所の多いオートトイレだが、短所となるのは価格の高さだろう。実際、オートトイレは高級便器にのみ採用されているのが実情。あると便利な設備だが、なかなか買えないのが最大の短所というべきか。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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