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2008年1月22日 (火)

暖炉

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【NO.193】「暖炉」のウソ・ホント《会員リクエスト》

暖炉ってどういうもの?
193 暖炉は、薪を燃やして暖をとるための設備。暖房装置としては最も原始的な部類に属するが、これを家の中に設置するのは簡単ではない。火事が起きないように耐火の構造にしなければならないし、部屋の換気も考えなければならない。煙突に関する建築基準法の規制もある。
 また、薪を燃やして煙がしっかり煙突に上がるようにするためには、専門的な知識もいる。さらには、煙突の掃除が必要だし、雨漏りに対するメンテナンスもいる。
 それよりなにより、燃料となる薪を購入すると燃料代が結構高くなるという問題もある。
 憧れる人が多いが、簡単には設置できないのが暖炉といえるだろう。


暖炉の長所は?
 設置するためのむずかしさ、維持してゆくための面倒さはあるが、暖房効果は高い。薪ストーブよりは劣るものの、暖炉一つで家全体が暖まる。小さな家だと、暖まりすぎて暑くなる、という声もある。
 暖かいだけでなく、炎が生むムードのよさも長所の一つ。「動くものは、見続けて飽きない」ため、楽しい暖房装置になるわけだ。この点は、エアコンの対極にある性格だろう。
 さらに、使用している人に聞くと、「紙くずを燃やすとゴミが減るので重宝する」とも。ただ、印刷物(インクの付いた紙)を燃やすとダイオキシンが発生するという指摘もあるので、むやみに紙を燃やすのは考えものだが。
 

暖炉に短所は?
 短所は、前述したとおり、簡単には設置しにくいこと。小さな子供がいる家庭では安全面の問題もあるだろう。「それよりも薪代が高い」と使用者はいう。裏山で柴刈りできる家ならばよいが、アウトドアショップなどで薪を購入すると値段が高いため、燃やすのがもったいないというのである。
 このように問題が多いため、住宅に暖炉を設置するケースは少ない。そこで、暖炉のように見える電気式、ガス式の暖房機を設置するケースが増えている。これなら、マンションにも設置でき、光熱費も安く済む。
 欧米でも、電気やガス式の暖炉が現実的であるとして広まっているのが実情だ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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