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2007年4月10日 (火)

二層吹抜のエントランス

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【NO.173】「二層吹抜のエントランス」のウソ・ホント

二層吹抜のエントランスって、どんなものなの?
 二層吹抜というのは、「建物の2階分を貫いた空間」という意味。具体的には、2フロアを分ける床を設置しない。例えば、1階部分に二層吹抜を設置する場合は、2階の床をなくし、1階から3階の天井が見えるようにする。それだけ天井が高い空間になるわけだ。
 通常、1フロア分の階高は3m程度になるので、2層吹抜の天井高はその2倍=6m程度になる。
 ちなみに、三層吹抜の場合は階高3mの3倍=9m程度の天井高となる。最新のマンションでは、この「三層吹抜のエントランス」も登場している。

二層吹抜のエントランスの長所は何?
 二層吹抜のエントランスは、空間をムダに使っているようにも思える。しかし、その空間は「リッチ」とか「ゆとり」を印象づける。
 訪ねて来た人が思わずため息をついて「いいねえ」という空間になるわけで、その効用は意外に大きい。
 例えば、高級ホテルの入り口や大きなオフィスビルの入り口には必ずといっていいほど吹抜が設置される。ホテルや会社の威厳を示すためである。
 それと同様、マンションのエントランスに二層吹抜を設けると、マンションの格が上がる——そういう効用があるわけだ。
 実際、二層吹抜のエントランスのあるマンションに暮らすと、毎日エントランスを通るときの気分がよいという。訪ねてきた客もほめる。そして、中古として住戸を売るとき、アピールできるポイントになるといった効用もある。
 二層吹抜のエントランスは、なかなか有益なのである。

二層吹抜のエントランスに短所はないの?
 短所となるのは、「ムダ」ということ。二層吹抜を設置することで共用スペースが少なくなる。例えば、エントランスを1階だけで収めれば、その2階に集会所や子供の遊び場をつくることができる。それができず、ムダというわけだ。
 また、吹抜空間にすることで、エントランス部分の光熱費が高くなるといったムダもある。
 しかし、前述したとおり、二層吹抜を設置することのメリットもあり、両者を天秤にかけると、長所のほうがまさっているという考え方が、現在の主流になっている。
 

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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