ドアスコープ
【NO.172】「ドアスコープ」のウソ・ホント
■ドアスコープって、どんなものなの?
ドアスコープというのは、玄関ドアに付けられる“のぞき穴”のようなもの。玄関のドアを開けなくても、外の様子や訪ねてきた人の顔を見るための設備だ。
といっても、ドアにただ穴をあけるだけではない。小さなレンズをはめ込み、広角で外の様子が分かるようにしている。小さな穴なのに、広い範囲を見渡せるのがドアスコープの長所である。
■ドアスコープに問題点はないの?
ドアスコープがあれば、玄関ドアを開ける前に、来訪者を確認できる。また、玄関の外で物音がしたときなどに、外の様子をこっそり確認することも可能に。
その一方で、外から室内の様子が分かってしまうという短所もある。
そう書くと、ドアスコープを外側から覗くと、室内が丸見えになるのかと思われるかもしれない。
もちろん、そのようなことはなく、ドアスコープを外から覗いても、白濁した「色」が見えるだけだ。
中の様子を見られることはないのだが、室内に照明がついているか、付いていないかは分かってしまう。これにより、留守中なのか、在宅中なのかの目安を付けられてしまうという短所があるわけだ。
■ドアスコープの最新傾向は?
最近のドアスコープは、「カバー付き」のものが多くなっている。内側に小さなフタのようなカバーが付き、外の様子をみるときは、このカバーをずらす。
普段はカバーがかかったままになっているので、室内の照明が漏れない。これにより、外からドアスコープをみても、室内の照明がついているのか、消えているのかが分からない。だから、留守中なのか、在宅中なのかの目安も付けられないという仕組み。一人暮らしの女性には、特に喜ばれる工夫となる。
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