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2007年2月13日 (火)

幅の広い廊下

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【NO.169】「幅の広い廊下」のウソ・ホント

169幅の広い廊下は、どれくらい広いの?
 幅の広い廊下の話をするためには、通常の廊下幅はどれくらいかを知っておくこと必要があるだろう。
 通常、日本の住宅における廊下は「90センチ幅」が基準になっていた。この場合の幅は、「有効幅」ではない。壁の中心線から中心線までの幅が90センチということ。そのため、内法(うちのり——有効幅)は、もっと狭くなり、だいたい80センチから85センチということになる。
 これに対し、「幅が広い」といえる廊下は、壁の中心線から中心線までの幅で「1メートル」以上あるものを指す。
 1mの場合、内法では90センチから95センチとなる。もっと広くし、内法で1メートル、もしくは1メートル10センチというような廊下幅も登場しているのが実状だ。

幅の広い廊下のメリットは何?
 廊下の幅が広くなると、いろいろな利点が生まれる。例えば、介護が必要な人に連れ添って歩くとき、二人並んでも窮屈ではない。車いすの通行もしやすい。
 また、大型冷蔵庫を搬入するとき、運びやすいという利点もある。
 もうひとつ利点を加えるなら、「住まいにゆとりが生まれる」という点だ。例えば、玄関に入って廊下をみたとき、廊下が広いとゆったりした印象を受ける。それで、住まいの印象がよくなるというわけだ。
 広い廊下は、住まいのゆとりも演出してくれるのである。

幅の広い廊下は使いやすいの?
 廊下幅が広いはずなのに、大型の冷蔵庫が搬入できないということがある。その場合、冷蔵庫が引っかかるのは、たいていドア部分だ。
 廊下からリビングに入るためのドアを開けると、ドアが廊下側に開く。このドアによって、廊下の幅が狭くなる。特に、ドアノブが邪魔で大型の冷蔵庫が通れない、という事態が生じがちなのだ。
 幅の広くした廊下の場合、このように、意外な盲点がないかをチェックしたい。
 また、長い廊下がある場合、その廊下を幅広にすると、家のなかの“廊下比率”が大きくなりすぎることも。廊下面積を多くしたため、居室の面積が狭くなるという本末転倒な事態も起きてしまうのである。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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