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2007年1月30日 (火)

避難ハッチ

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【NO.168】「避難ハッチ」のウソ・ホント

避難ハッチって、どんなものなの?
 避難ハッチは、バルコニーの床に設置されるもの。通常は金属板でカバーされた状態になっており、避難する必要があるときはそのカバーを持ち上げる。
 すると、下の階に通じる避難ばしごが出され、そのはしごを降りて避難できる仕組みだ。
 マンションの場合、火災などで玄関から逃げ出すことができなくなった場合、バルコニーが避難路となる。玄関から避難できないとき、そして、エレベーターや階段が使えないときでも、バルコニーの避難ハッチを使えば、上層階から下に降りることができる。避難ハッチは万一のときの大切な避難路になるわけだ。

避難ハッチはすべてのバルコニーに付くの?
 避難ハッチは、すべてのバルコニーに設置されるわけではない。設置されるのは一部の住戸だけ。一般には、妻側(端に位置する)住戸のバルコニーに設置されることが多い。
 それでは、上層階で避難ハッチが設置されない住戸はどうするのか。避難ハッチのない住戸は、バルコニーから隣のバルコニーに移ることができるようになっている。隣に、そのまた隣に……というように横に移動し、一番端のバルコニーで、床に設置された避難ハッチから階下に降りるわけだ。
 下の階に降りたら、その階の避難ハッチでさらに下の階へ。そのように降りてゆくため、避難ハッチは上下階で位置をずらして設置される。避難するとき、はしごから足を踏み外しても落下し続けることを防ぐようになっているのである。

避難ハッチの注意点は?
 非接触キーはエントランスに入るための動作を簡単にしてくれる。
 緊急時のためにどうしても必要な避難ハッチ。しかし、それがあると、バルコニーの使い方に制限が生じてしまうことがある。
 例えば、バルコニーにウッドデッキを敷くときだ。
 一般的に、バルコニーにはウッドデッキを敷いてもよいことにしているマンションが多い。その場合でも、避難ハッチを防ぐようにウッドデッキを敷くことは許されない。
 避難ハッチ部分はウッドデッキをくりぬき、避難に支障がでないようにしなければならない。
 そのため、どうしてもバルコニーのウッドデッキを敷き詰めたいときには、避難ハッチのない住戸を選ぶ、といった配慮が必要になってくるのである。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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