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2006年9月19日 (火)

二世帯同居間取り

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【NO.159】「二世帯同居間取り」のウソ・ホント

「二世帯同居間取り」って、どんなものなの?
 それは、ファミリー世帯と祖父母が同居するための間取り。具体的には「3LDK+1LDK」とか「2LDK+1DK」というものだ。
 当然、専有面積が100m2以上の大型住戸となる。二つの住戸は室内ドアでつながり、自由に行き来できるという間取りである。

「二世帯同居間取り」は、一時期、姿を消していた
 そマンションにおける二世帯同居間取りは、実は以前から存在していた。昭和の終わり頃、盛んにつくられていた。が、必ずしも好評だったわけではなく、その後は姿を消してしまった。
 理由は、「息苦しい」から。気密性の高いマンションの場合、室内で家族の気配を感じやすい。二世帯で気配を感じあうのはつらいと考えられたわけだ。
 その結果、二世帯同居の住戸を買うより、隣り合った住戸を二つ買ったり、同じマンション内で、3LDKと1LDKの住戸を買ったほうがよい、となった。同居ではなく“近居”が好まれたわけだ

復活してみると、これが意外に……。
 一度は姿を消した二世帯同居間取りだが、最近、神奈川県川崎市のマンションで復活。復活してみると、これがなかなかに好評なのである。
 その理由は、同居の利点が見直されたから、と考えられる。
 マンション暮らしで、親の面倒をみようとする場合、「近居ではマズイ」という事態が起きうる。例えば、親が一人残り、介護が必要になった場合は、多少、気詰まりでも、同居でないと暮らしにくい。
 しかし、最近のマンションには二世帯同居の間取りがなかったので、4LDKの間取りを選び、一部屋を親の居室にする、ということになりかねない。
 そのことを考えれば、かつて「息苦しい」と評された3LDK+1LDKといった間取りが見直される。「4LDKに親と同居するより、ずっとよいではないか」というわけだ。
 高齢化社会の始まりとともに、マンションの二世帯同居間取りは、今後、増えてゆくものと考えられる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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