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2006年8月22日 (火)

スライディングウオール

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【NO157】「スライディングウオール」のウソ・ホント《会員リクエスト》

「スライディングウオール」って、どんなもの?
 スライディングウオールというのは、可動式の壁のこと。ホテルの宴会場でよく見かける可動式パーテーション——宴会場を区切ったり、広げたりするための床から天井までの仕切りだ。
 住宅の場合、床と天井にレールを設置し、そのレールを通り道にしてパーテーションを移動。壁のように並べ立てると、部屋を区切ることができる仕組みになっている。

「スライディングウオール」の長所は?
157_2 スライディングウオールの長所は、空間をフレキシブルに使えること。「普段は広い空間として使うが、ときどき区切りたい」というときや、「今は一部屋で使うが、将来は二部屋にしたい」ときなど有効な建具となる。
 実際に、住宅でスライディングウオールが利用されるのは、リビングの一角や子供部屋において。リビングの一角に設置されるときは、「今は広いリビングとして使い、将来、子供が自室を欲しがったら、区切って小部屋をつくる」などと考えられるとき。子供部屋に採用されるのは、「子供が小さいウチは2人で広い1室を使い、将来は二つに区切る」などと考えるとき。このように、子供部屋にからんだ使われ方が多くなっている。

「スライディングドア」に短所はないの?
 スライディングウオールは、壁としては簡単なつくり。そのため、プライバシーが保ちにくかったり、音の問題が懸念されがち。しかし、現代のスライディングウオールは遮音性が高く、すき間も生じない。そのため、通常の壁と同様の住み心地を実現してくれる。
 ただし、通常の壁よりも衝撃に弱いので、子供が体当たりなどをすると、レールからはずれることがある。
 また、スライディングウオールにドアを設置するのはむずかしいので、部屋を区切ったときのためのドアをあらかじめ用意しておく必要がある。
 さらに、可動式といっても、1枚1枚が重いため、区切る・開け放すという移動は結構たいへん。頻繁に動かすのはむずかしいと考えるべきだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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