チェーン式ゲート
【NO.155】「チェーン式ゲート」のウソ・ホント
■「チェーン式ゲート」って、どんなもの?
チェーン式ゲートとは、マンション駐車場の出入り口に設置されるもの。車の出入りを制限するゲートである。
駐車場のゲートには、電動式シャッターや、電動で左右に開く鉄製の門扉も採用される。それらに比べると、チェーン式ゲートは簡単なものとなる。
鉄製チェーンを車の出入り口に張り、リモコン操作で解除すると、チェーンが送り出される。すると、チェーンが通路に垂れ下がり、チェーンを踏んで車が出入りできるという仕組みだ。
施錠ボタンを押せば、チェーンが引き込まれ、車の走行を止めるようにチェーンが張られる。これだけのゲートとなる。
■「チェーン式ゲート」の長所は何?
チェーン式ゲートは、駐車場内に許可なき車が入り込まないように設置されるものだ。
マンションの駐車場をオープン状態にしておくと、部外者がちゃっかり車をとめたりする。
近所の家に遊びに来た人が、「あそこのマンションの駐車場に車をとめさせてもらおう」と考えがちなのである。このような“不法駐車”を防ぐ上で効果がある。
そして、チェーン式ゲートの最大の長所は故障が少ないこと。ゲートが開かなくなったとか、閉まらなくなった、はたまた何かを挟んでしまったというようなトラブルが極めて少ない。
そのようなトラブルが夜中に起こると非常に困るのだが、それがないということは夜中も車の出入りがあるマンション駐車場において大きなメリットになるわけだ。
さらに、メンテナンスの手間と費用も最小限で済むという長所もある。
■「チェーン式ゲート」の防犯能力は?
一方で、チェーン式ゲートの短所は、防犯性の面ではシャッター式に劣るということ。シャッター式ゲートの場合、車だけでなく、人の出入りも制限する。しかし、チェーン式ゲートでは人の出入りは自由になってしまう。そのため、イタズラや窃盗目的で駐車場に忍び込もうという犯罪者を阻止できない。
部外者の車が入り込むという「迷惑」は阻止できても、「犯罪」は阻止できないことを覚えておくべきだろう。
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