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2006年5月30日 (火)

PS(パイプスペース)

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【NO.111】PS(パイプスペース)のウソ・ホント

「PS」とはどんなものなの?
 PS=パイプスペースとは、共用タテ管を通すための空間を指す。共用タテ管というのは、各住戸から流される排水を集めるための管。集合住宅を縦に貫く太い排水管だ。
 排水管はマンション生活にとってきわめて重要な設備になるため、傷つけられると困るし、万一詰まったときはすぐに修理できるようになっていないとマズイ。そこで、共用タテ管のための空間をしっかり確保しておく——それが「PS」というわけだ。

「PS」はいくつあるの?
 パイプスペースは、一つの住戸に1カ所とは限らない。キッチン用、トイレ用、浴室用、洗面所用にそれぞれ共用タテ管が設けられている場合は、PSも4カ所ある。しかし、4カ所もPSを設置するのは希。普通は排水を1本か2本の共用タテ管に集めることが多く、その場合はPSも1カ所か2カ所で済む。
 排水を集めるには、床下に横引きの排水管を設置する。横引きの排水管は自然に排水が流れるように勾配を付けなければならない。だから、この方法をとるときは2重床にして、床下空間を確保しなければならないわけだ。

「PS」によしあしがあるの?
 パイプスペースは、マンション生活にとって重要なもの。そのため、リフォームをするときも、このスペースをいじることができない。つまり、リフォームをするときの制約になるわけだ。
 そこで、パイプスペースの数が多かったり、住戸の中心部にパイプスペースがあるとリフォームしにくい住戸ということになる。
 現在は、なるべく住戸外(専有部の外)にパイプスペースを設置する工夫が増えている。それなら、リフォームを行うときの制約も少ない。
 しかし、住戸外にパイプスペースを出すときは、先述した床下の横引きが必要になり、2重床であることが求められる。それも、床下に十分な高さがある二重床……。ために、どんなマンションでもパイプスペースを住戸外に出せるわけではないことも覚えておきたい。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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