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2006年5月30日 (火)

洗濯機置き場

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【NO.060】洗濯機置き場のウソ・ホント

今、「洗濯機置き場」の主流はどんなもの?
 かつての集合住宅では、洗濯機をバルコニーや玄関脇といった屋外に設置することが少なくなかった。洗濯機を外に出し、少し でも室内を広く使おうとしたのである。しかし、今は屋外の洗濯機置き場が嫌われ、賃貸でも室内型が主流になりつつある。
 さらに、屋内でも、来客の目に触れない洗面所内に。洗面所内でも、扉の中に洗濯機をしまい込むことが多いなど、どんどん家の奥に入っているのが、洗濯機置き場の傾向。「洗濯ものも、洗濯機も人に見せたくない」という気持ちが強まっている影響だろう。

「洗濯機置き場」に求められる設備は何?
 洗濯機を家の奥にしまい込んでもいいが、問題は家の奥で水漏れを起こしたら大変ということ。水漏れの不安をなくすには、長いホースをつなぐなどは論外。水道の蛇口も排水孔も備えた洗濯置き場に設置するのが基本だ。
 そのため、洗濯機置き場に必要な設備は水道の蛇口に排水孔。そして、洗濯機を載せる「防水パン」もあったほうがよい。防水パンとは、洗濯機を載せるお皿のようなもの。洗濯機から水がこぼれても、このお皿が受け止め、排水孔に流してくれる設備だ。
 以上が基本3点セットだが、水漏れの不安を解消するには、もう一歩進んだ設備が求められる。それは、ストッパー付きの蛇口だ。
 洗濯機はホースで蛇口とつながれ、蛇口の栓は開けっ放しにしておくのが普通だ。そのため、ホースがはずれないよう、頑丈に接合されるのだが、長く使っているうちに接合が緩み、蛇口からはずれてしまう事故が起きやすい。家族が出かけているときにこの事故が 起きると、水が出続けてしまい、室内だけでなく、階下の部屋まで水浸しにすることがある。
 この事故を防ぐため、ホースがはずれたら、自動的に蛇口の栓が閉まるようにしてあるもの——それがストッパー付きの蛇口だ。分譲マンションでは急速に広まりつつあり、賃貸マンションでもこれから増えてゆくことが予想される設備である。
 なお、洗濯用の蛇口はお湯と水の混合栓から、水だけの蛇口に変わりつつある。それは、洗濯機自体に水温を上げる機能が備えられるようになり、お湯を出す必要が減ったためである。

最新の「洗濯機置き場」ってどうなっているの?
 分譲の超高層マンションでは、洗濯機置き場に変化が起きつつある。 それは何かというと……。
 はじめから洗濯機付きで分譲されるケースが増えているのだ。設置してあるのは洗濯から乾燥まで全自動で行うドラム型洗濯機。超高層マンションでは、洗濯物を外に干しにくい。そこで、乾燥機を使う生活になるのだが、洗濯機と乾燥機を別々に置くとスペースをとる。
 そこで、省スペースの全自動洗濯乾燥機を洗面台に組み込んでしまうケースが増えているのだ。夜、お風呂にはいるとき、着ていた物を洗濯機に放り込み、スイッチを入れる。すると、翌朝には洗って乾いた洗濯物を取り出して着ることができる。そんな生活が当たり前になってゆくようだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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