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2006年5月30日 (火)

可動収納

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【NO.118】可動収納のウソ・ホント

「可動式収納」ってどういうもの?
 可動式収納というのは、キャビネット式の収納庫で底に小さな車輪が付いたもののこと。台車に載った洋服ダンスのようなものと思えばよい。
 ただし、車輪が付いたままだと、簡単に動いてしまうので、普段は車輪は内部に収められ、レバーを倒すなどの操作をすると、車輪が出て、動かしやすくなる仕組みが一般的だ。
 サイズは、奥行き50センチ程度で、幅が1メートルから1.5メートル程度。高さが1.5メートルから1.8メートルくらいとなり、主に洋服をしまうクロゼットとして使われる。

「可動式収納」の用途は?
 最初は壁に沿って、可動式収納を2連とか3連並べておく。そして、必要に応じて移動させる。
 例えば、部屋を二つに区切り、子供二人の個室として使いたいときは、部屋の中央に境界線を築くように可動式収納を並べる。部屋の間仕切りと収納庫を兼ねるわけだ。
 そして、二人の子供が巣立ったら、可動式収納を元の位置に戻し、広い部屋として活用する——そのように移動させやすいのが、可動式収納の特徴である。

「可動式収納」に欠点はないの?
 可動式収納は便利なのだが、いくつか短所がある。例えば、動かしやすくするため、収納庫の背が低い。天井までの高さがないから、部屋と部屋の間仕切りとして使うと、音や明かりが漏れやすい。部屋と部屋の区切りが甘いため、収納庫の上に箱を積むといった工夫が求められるのだ。
 そして、「可動式」といっても木製のどっしりした造りのため、結構重い。移動させるときは、それなりに力がいるのも、短所といえば短所。それよりなにより、重大なのは、「実際に生活を始めると、動かすことがない」ということだ。
 一度設置場所を定めると、模様替えが面倒で、動かすことがないというわけだ。だったら、動かない固定式でよかった、という声もある。
 マメな性格で、模様替えが好きな人に向く設備といえる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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