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2006年5月30日 (火)

デン

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【NO.106】デンのウソ・ホント

「デン」ってどんなものなの?
 デンは、英語でDEN。鳥や動物の巣、もしくは穴蔵を指す言葉で、そこから「狭い空間」という意でも用いられる言葉だ。デンが表すのは、狭い場所というだけではない。狭くても心が温まる場所。安心してくつろぐ事のできる「ねぐら」のような場所という意味が込められる。
 そこで、住宅の間取りでも、「狭いけれど楽しい場所」というニュアンスで用いられるようになっている。

「デン」と名付けられたスペースの用途は?
 日本のマンションでデンが生まれるのは、「居室」扱いできないスペースが生じたときだ。  間取り図で「洋室」とか「和室」と表記するためには、建築基準法で「居室」と認められるスペースでなければならない。広さ、天井の高さ、出入り口や窓の大きさ、窓からの採光など、いろいろな条件をクリアしたスペースが「居室」と認められる。
 しかし、広さが足りなかったり、窓がなかったりしたスペースは「居室」ではなく。「納戸」扱いになっていしまう。「納戸」ではイメージが悪いので、サービスルームと呼ばれたりするのだが、サービスルームと同様に用いられるのが、この「デン」。居室扱いできないスペースを魅力的にみせるため、「デン」という呼び名が用いられているわけだ。

「デン」の使い勝手はどうなの?
 デンとよばれる空間は、通常3畳程度と狭い。だから、趣味の部屋や書斎、パソコンルームとして活用されるのが一般的。しかし、子供部屋が足りなければ、子供の自室として活用される。場合によっては、夫婦の寝室になることもある。
 その場合、狭い空間なので、快適に暮らすための工夫が求められる。照明を増やしたり、通気をよくするため、ドアの代わりに「のれん」を使うといった工夫である。
 デンは、工夫次第で用途が広がる空間でもある。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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