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2006年5月30日 (火)

保温力の高い浴槽

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【NO.108】保温力の高い浴槽のウソ・ホント

「保温力の高い浴槽」とはどんなものなの?
 湯冷めが起きにくい浴槽は、浴槽のまわりを断熱材で囲んだり、その断熱材を真空構造にするなどの工夫を凝らしたもの。浴槽の蓋にも断熱性の高いものを採用し、湯船に張ったお湯の温度が逃げにくい。つまり、魔法瓶のようにお湯を冷めにくくした浴槽である。
 どんな断熱材を使うかはメーカーによって異なる。また、断熱材を使わなくても浴槽の素材自体が断熱性が高いため、お湯が冷めにくいという製品もある。新世代の浴槽は、大きさやデザインだけでなく、保温力も問題にされる時代なのだ。 熱を逃しにくくし、仕組みは、まさに魔法瓶……。

「保温力の高い浴槽」の長所は?
 保温力を高めた浴槽は、いろいろな断熱材を用いている。しかし、その効果は似ており、6時間経っても湯温は2度くらいしか下がらないとされる。つまり、沸かしてから、6時間くらいは適温を保つわけだ。
 従来の浴槽の場合、適温を保つのは春や秋で2時間程度とされた。それが、3倍も長くなるため、光熱費の節約にもつながる。といっても、光熱費はどんな入浴方法をとるかによって変わるため、どのくらい節約できるかは計算しにくい。
 まあ、“多少は節約できる”というのが、実情のようだ。

「保温力の高い浴槽」に短所はないの?
 保温力の高い浴槽は、実に魅力的な商品だ。しかし、問題は簡単には設置できないこと。浴槽だけ保温力の高いものに交換するのはむずかしく、浴室(システムバス)を丸ごと交換しなければならない。
 これは大がかりなリフォームとなり、特に集合住宅では工事が大変で、お金もかかる。
 その恩恵に預かれる人が少ないのが、残念な点である。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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