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2006年5月30日 (火)

半畳たたみ

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【NO.035】半畳たたみのウソ・ホント

「半畳たたみ」って、いったい何?
 半畳たたみとは、畳1枚の半分サイズで、正方形をしている畳のこと。縁(へり)が付いていないのも特徴だ。畳の縁というのは、帯の柄のような模様が入った帯状のモノ。黒っぽいものが多くなるが、黒だけでなく、エンジや緑っぽい縁もある。
 どんな色でもムードは思いっきり「和風」。この縁がないだけで、洋風のイメージが生まれ、フローリングのリビングとマッチしやすくなる。畳の目の向きを交互に変えると、光の加減で市松模様のようでお洒落。この洋風ムードこそ半畳たたみ最大の長所だ。
 日本古来の畳でありながら、洋風のムードを持つため、最新の分譲マンションでは和室にこの半畳たたみを採用するケースが多い。半畳たたみなら、フローリングのリビングとも違和感なく溶け合うからだ。
 賃貸住宅でも、既存の畳をこの半畳たたみに入れ替えることは可能。ただし、大家さんにお金を出させ、交換することはまずできないので、居住者が自費で入れ替えることになる。その場合も、退去時のトラブルを避けるため、不動産会社を通し、畳を交換する旨、連絡しておくことが必要だ。

「半畳たたみ」は、琉球畳のことではない。
 半畳たたみのことを琉球畳と呼ぶことがある。しかし、厳密に言うと半畳たたみ=琉球畳ではない。半畳たたみのうち、沖縄特産の井草で作りあげた「琉球表」を使ったものが琉球畳だ。琉球表は、内地の井草に比べて丈夫で、目がざっくりしているのが特徴。そのため、目の向きを変えて敷き詰めたとき、市松模様がくっきり見える。
 琉球表に対し、内地産の畳表で、半畳たたみに使われるのは「目積表(めせきおもて)」と呼ばれるもの。琉球表より目が細かく、一般的な畳表と同じ風合いになる。

「半畳たたみ」に短所はないの?
 半畳たたみの短所は、ズバリ値段が高いことだ。琉球表を使った新畳で、1畳分が3万円程度。通常の新畳(普及版)1畳分が1万円から2万円程度であることと比べて、かなり高い。目積表を使った半畳たたみでも2万円程度はするので、やはり割高だ。
 だから、賃貸住宅に住んでいるとき、大家さんに頼んでも入れ替えてはもらえないわけだ。
 本物の琉球表を使った場合、目が粗いため、最初はチクチクしたり、服が引っかかったりする。これも短所と言えるかもしれない。使い始めて半年くらい経つと、表面が馴染んで、チクチクすることはなくなる。
 現在、フローリングの上に置くだけで「畳コーナー」がつくれる「置き畳」いうものがある。この置き畳では、半畳たたみが主流。こちらは半畳1枚を1万円を切る価格帯で探すことができる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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