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2006年5月30日 (火)

床下収納庫

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【NO.150】床下収納庫のウソ・ホント

「床下収納庫」は、集合住宅にも設置できるの?
 床下収納庫は、文字通り床下のスペースを生かして設置される収納のこと。その代表例がキッチンの床下収納庫だ。床に設けられた蓋状の扉を開けると、醤油や酒などをしまうスペースがある、というのが一般的な床下収納庫のイメージでもある。
 一戸建ての場合、キッチンに床下収納庫を設置するケースが多い。そして、マンションやアパートといった集合住宅でも、1階住戸のキッチンには床下収納庫を設置されやすい。
 しかし、床下収納庫は一戸建てや集合住宅の1階住戸だけのものではない。今は、集合住宅の2階以上の住戸にも床下収納庫を設置されることがある。これは、床の構造を二重にし、床下スペースを活用して収納を設けるというものだ。

「床下収納庫」の長所は?
 床下収納庫が設置されるのは、キッチンだけではない。和室の畳下が収納スペースになっていることもあるし、リビングの床下が大きな収納スペースになっていることもある。
 床下にこのような収納スペースがあると、物をしまう場所が増える。クローゼットからはみ出した服、押入に入らない客用の布団などを床下にしまうこともできる。
 このように、収納量が増大すること——それが床下収納庫の長所だ。

「床下収納庫」に短所はないの?
 床下収納庫は、住まいの収納量を増やす。が、それがあるからといって、必ずしも家の中が片付くわけではない。その理由を説明しよう。
 キッチンの床下収納庫ならば、物を出し入れする機会は多い。だから、住まいを片付ける役に立つ。ところが、畳の下の収納庫となると、出し入れする頻度が少なくなる。畳を持ち上げるのが面倒なので、一度しまうと、なかなか出さないからだ。軽い力で畳が上がる仕組みになっていても、気分的に「おっくう」なのである。畳を上げたくないので、滅多に使わないものを優先的に納めたりする。だから、余計に開け閉めしない。つまり、死蔵されるスペースになりがちなわけだ。
 本来は、思い切って捨てるべきものも仕舞ってしまうため、家の中にムダなゴミが増えるだけ。そのようなことが起きるため、片付きをよくする効果は薄いことになる。
 役立つ床下収納庫は、入れやすく出しやすいことが、より重要になるわけだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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