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2006年5月30日 (火)

ウォークスルークローゼット

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【NO.104】ウォークスルークローゼットのウソ・ホント

「ウォークスルークローゼット」ってどんなものなの?
 1.5畳以上の広さがあり,“小部屋”のような収納スペース,という点ではウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットとの違いはない。ただ一つ異なるのは,出入り口の数。ウォークインクローゼットの出入り口が一つであるのに対し,ウォークスルークローゼットの出入り口は二つ。だから,通り抜け(ウォークスルー)が可能になるわけだ。
 つまり,ウォークインクローゼットに,もう一つ出入り口を設け,通り抜けできるようにしたものがウォークスルークローゼットということになる。

「ウォークスルークローゼット」の長所は?
 ウォークスルークローゼットの長所を説明するためには,まず,それがどこに設置されるかを説明したほうがよいだろう。
 ウォークスルークローゼットが設置されるのは,主寝室部分。主寝室と洗面所+浴室が隣り合っていて,その間にウォークインクローゼットが設けられるとき,ウォークインクローゼットがウォークスルークローゼットに変わりやすい。というのも,朝起きて,シャワーに直行し,すぐに着替えるという「朝の支度」を効率よくこなすため,クローゼットを通り抜けできるようにしたほうが都合がよいからだ。
 米国では,朝起きてすぐにシャワーを浴びる人が多いため,主寝室にシャワー室を併設するケースがある。しかし,日本では主寝室にシャワーを付ける余裕はない。そこで,ベッドから浴室に直行できるようにウォークスルークローゼットが増えてきたのである。

「ウォークスルークローゼット」に短所はないの?
 便利なウォークスルークローゼットだが,不満の声もある。一つは,収納スペースとしては使いにくいということ。主寝室と浴室を結ぶ通路の役目を果たすため,「通路部分」に何も置かず,空けておかなければならない。つまり,収納用に使えるスペースが狭くなるわけだ。
 もう一つの不満は,湿気の問題。洗面所と収納スペースがドアで結ばれているため,クローゼット内に湿気が入り込まないか心配というのである。
 24時間換気装置が標準化している現在,室内の湿気は少なくなっている。しかし,ウォークスルークローゼットにはカビが生えるのではないかという不安があり,高価な革製品などは置きにくいという。近年になって広まり始めた工夫だけに,湿気に対する実証が待たれるところだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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