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2006年5月30日 (火)

コーナーサッシ

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【NO.133】コーナーサッシのウソ・ホント

「コーナーサッシ」ってどういうもの?
 マンションでも一戸建てでも、部屋の角は柱か壁になっているのが普通だ。この柱や壁の位置をずらし、ガラスとガラスで部屋の角を形成させる——それがコーナーサッシだ。
 ガラスとガラスを半透明な樹脂で接合させ、透明感を強調するのが、コーナーサッシの基本。しかし、アルミ製の細い支柱をコーナー部分に立て、この支柱で2枚のガラスを繋ぐものもコーナーサッシと呼ばれる。

「コーナーサッシ」の長所は何?
 高名な建築家の多くがコーナーサッシを好んで用いる。その理由を簡単に言えば、お洒落だから。例えば、部屋の角に太い柱があると、見た目がやぼったい。この角をガラスとガラスで構成させると、スッキリ見えて、かっこうよいというわけだ。
 横一線に並ぶ窓をあえてジグザグにして、コーナーサッシを設置すると、ガラスの面積が広くなり、余計に明るい印象になる。加えて、部屋のムードに変化が加わるといった長所も生じる。
 コーナーサッシは、単調な部屋をおもしろく変えてくれる効果も大きいことになる。

「コーナーサッシ」に短所はないの?
 効用の多いコーナーサッシだが、短所は2点。一つは、設計が面倒であること。コーナーにあるべき柱や壁はどこか別の場所に設置され、建物を支えなければならない。それを考えるため、設計の手間がかかるし、工事も面倒になる。その分、工事費用も高くなってしまう。
 もう一つの短所は、室内を隠しにくいこと。例えば、ブラインドを下げると、どうしてもブラインドとブラインドの間にすき間が生じ、視線を遮りにくい。
 そこで、カーテンレールを曲げて設置し、カーテンで遮るのが現実的となる。コーナーサッシは、ブランド派にとって厄介な窓ということになる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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