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2006年5月30日 (火)

リノリウム

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【NO.127】リノリウムのウソ・ホント

「リノリウム」ってどういうもの?
 リノリウム(リノリュームと表記されることもある)という素材は、歴史の古い素材で、かつては戦艦の甲板に使われ、病院の床にも用いられるもの。一見、コールタールや艶のないビニール素材のようにも見える。その原料は亜麻(あま)という植物のタネからつくられる亜麻仁油(アマニユ)。参考までに、日本で麻とよばれる植物は亜麻(リネン)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)などを総称したものである。
 亜麻仁油に松ヤニ、コルク粉、顔料などを加え、それを黄麻(ジュート)の布に塗り固めたシート素材がリノリウムだ。歴史の古い素材だが、ビニール素材におされ、需要が減少。それが、自然素材の再評価で再び注目されるようになったと言うわけだ。

「リノリウム」の長所、短所は?
 自然素材であるため、有害な物質を発生させない。そして、廃棄するときも焼却しやすいし、土に埋めても汚染などを起こさない。つまり、人と自然にやさしいことが大きな長所になる。
 亜麻仁油の成分により、抗菌効果があるため、医療施設の床に採用されることが多い。自然素材だが、発火点が高いため、燃えにくいのも長所になっている。
 非常に丈夫な素材だが、紫外線で変色することがあるので、直射日光が当たるところには向かないとされる。

「リノリウム」の最新傾向は?
 最新のマンションではリノリウムが見直されている。具体的には、洗面所の床材に採用されるケースがあるのだ。洗面所の床で一般的なのは、クッションフロア。これはビニール素材であるため、風合いに欠ける。そこで、抗菌効果もあるリノリウムが見直されているわけだ。
 地味な素材だが、これから採用例が増えてゆくものと考えられる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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