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2006年5月30日 (火)

珪藻土

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【NO.020】珪藻土のウソ・ホント

珪藻土って、どういうものなの?
 珪藻土は粉状の内装材で、それを壁に塗りつけたり、吹き付けたりして使用する。仕上がりは土壁のような手触りと風合いで、温かみのある印象。原料は土と思われがちだが、実は海や湖に生育していた植物性プランクトンからできた化石の堆積物。海底や川底では、軽石のような白っぽい石がみつかる。それ が、珪藻土で、砕いて粉状にし、内装材に使用するわけだ。

どうして、珪藻土の人気が高いの?
 珪藻土を使った壁には、超微細な穴があいている。いわゆる「多孔質」であるため、室内の湿気を調節する調湿効果、そして、消臭、断熱の効果が高くなる。
 つまり、室内の湿気が多いときは珪藻土内に湿気を吸い取り、部屋が乾燥すれば、湿気を放出。室内の湿気を快適なレベルに保ってくれるわけだ。臭いを消す効果があるのは、細かい孔の中に臭いの成分を取り込み、封じ込めてしまうから。
 同じような多孔質素材の代表が炭。この炭を水の中に入れておくと、カルキなどが抜けるが、あの作用も細かい孔がカルキ等を取り去るから。それと同じ効果が空気中で行われると考えればよい。
 珪藻土を使った内装材は、臭いと共に、ホルムアルデヒドなど有害な成分も吸い取る。つまり、極めて健康に良い内装材なのだ。このような特性があるため、住宅の内装材では、珪藻土が人気を高めているわけだ。

珪藻土の内装って、どうやって仕上げるの?
 珪藻土は、固まりを切り出して、そのまま内装材に使われることもある。が、多くの場合は細かく砕いて粉にし、加工される。具体的にいえば、接着剤を使って固めるわけだ。ちなみに、一度粉にして固めてできた製品の代表が、七輪である。昔ながらの七輪。あれに使われているのが珪藻土なのだ。
 七輪の場合、しっかり固められているので、地肌がきめ細かい。それは、細かな孔も接着剤で埋めてしまっていることを意味する。このような手法は、内装材の場合はふさわしくない。細かな孔を塞ぐと、調湿効果や脱臭の効果がなくなってしまうからだ。
 そのため、内装材として使うときは、表面がザラザラして荒っぽいイメージで仕上げるのがベストとなる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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