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2006年5月30日 (火)

キッチンパネル

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【NO.051】キッチンパネルのウソ・ホント

「キッチンパネル」って、どんなものなの?
 シングルレバーの混合水栓に、ハンド キッチンパネルは、コンロまわりにも使うことができるパネル(板)のこと。コンロのまわりは高熱になるし、炎が上がることもある。そのような場所だから、使うことが許されるのは、燃えない素材だけ。そこで、従来はタイル張りにされるケースが多かった。
 これに対し、近年開発されたのが不燃材にフッ素樹脂加工やメラニン樹脂加工を施した素材である。見た目は、光沢のある人工大理石のような趣で、タイル張りに見られる目地がないのも特徴。目地がないため、大判のプラスチック板をコンロのまわりに貼っているようにみえないこともない。
 このほか、以前から用いられている素材だが、ステンレス板もキッチンパネルの一種と考えられる。
 つまり、タイル以外で、キッチンのコンロまわりに使うことのできるパネル——それがキッチンパネルというわけだ。

「キッチンパネル」は、従来の内装材と比べてどんな長所があるの?
 キッチンパネルは、タイル張りの欠点を解消する目的で開発され、事実、その長所で人気を集めている。その長所とは何か。
 ずばり、油汚れを落としやすいことだ。磁気質のタイルを張った壁の場合でも、タイル表面は汚れを落としやすい。炒め物をして油が壁に飛び散っても、タイル表面は拭き掃除できれいになる。しかし、問題は目地部分。目地に飛んだ油汚れが落としにくく、掃除が面倒だった。その手間を軽減させるのが、キッチンパネルというわけだ。
 キッチンタイルは、当初、コンロのまわりだけに使われた。それが、徐々に使用範囲を広げ、シンクや作業台のまわりもキッチンパネルにする例が出始めている。掃除が楽だから、すべての壁をキッチンパネルで覆ってしまおうというわけだ。
 また、キッチンパネルのほうがタイル張りより安上がりであるのも、人気を高めている理由の一つである。

「キッチンパネル」に短所はないの?
 掃除が楽という長所で人気を集める「キッチンパネル」だが、短所がないわけではない。それは、「風情がない」というものだ。
 キッチンパネルはプラスチック系の素材が主流だから、色合いや艶に重厚感がない。加えて、目地がないために単調な壁に見えがち。そこで、「キッチンをきれいに保てるが、美的ではない」と嫌う人がいるのも事実なのだ。
 美的だが、目地の汚れを落としにくいタイル張りがよいか、美的でなくても、掃除が楽なキッチンパネルがよいかは、好みによるだろう。しかし、今後キッチンパネルが増えてゆく可能性は高いといわざるを得ない。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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