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2006年5月30日 (火)

ピクチャーレール

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【NO.080】ピクチャーレールのウソ・ホント

「ピクチャーレール」ってどんなものなの?
 ピクチャーレールというのは、カーテンレールを壁の上部——天井との境部分に取り付け、カーテンの代わりに数本のワイヤーを吊るしたものと考えればよい。ワイヤーはレールに設置されたランナー(レール内で動く部品)につながっているため、好きな位置にワイヤーを下げる事ができる。そして、ワイヤーにはフックが付き、高さ調節も可能——これが、ピクチャーレールの全貌だ。
 そして、ピクチャーレールの用途は、額に入った絵や写真を吊り下げることである。つまり、絵や写真を飾るために設置されるのがピクチャーレールというわけだ。

「ピクチャーレール」の長所は何?
 ピクチャーレールの長所は一つ。内壁に釘やフックを打ち付け、穴をあけずに済むことである。鉄筋コンクリートのマンションの場合、内壁の素材は石膏ボードもしくはコンクリートということが多い。コンクリートの場合、釘類を打ち込むのが大変だし、石膏ボードだと、簡単に打ち込める半面、釘が抜け落ちやすい。そこで、石膏ボードの場合は、まず支えを取り付け、そのなかに釘をねじ込む事になるので、内壁に大きな穴があいてしまう。
 壁に穴があくのはみっともないし、賃貸住宅の場合、禁止されている行為だ。賃貸住宅で壁に穴をあければ、退去時に「原状回復」の費用を請求されてしまう。そのような事態を防ぎ、好きな場所に絵や写真を飾りやすいようにするのがピクチャーレールというわけだ。

「ピクチャーレール」に短所はないの?
 ピクチャーレールは、鉄筋コンクリート造の集合住宅で設置例が増えている。実際に使っている人の話を聞いても、さしあたっての不都合はないという。あえて不満点を探すと、絵や写真を壁の下のほうに飾ると、ワイヤーが目立つこと。吊り下げ可能な重さが決まっており、重い額が下げられない、飾る絵や写真がないと。無用の長物になるという声もあった。
 不満はそれくらいで、基本的に便利な設備といえるだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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