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2006年5月30日 (火)

鉄柵

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【NO.086】鉄柵のウソ・ホント

「鉄柵」って、どういうものなの?
 「鉄柵」とは、文字どおり、鉄でできた柵のこと。らせん階段を覆ったり、共用廊下、バルコニーのフェンスとなったりと、いろいろなところで用いられるものだ。その特徴は、頑丈で、粘りもあること。火にも強いので、安全を守る目的で多用されてきた建材である。

「鉄柵」の代わりに「アルミ柵」が用いられる理由は?
 この鉄柵と同様に使われるのがアルミ柵。鉄柵と同じ用途で、素材がアルミになっているものだ。アルミの柵には、軽く、メンテナンスが不要と言う長所がある。鉄柵の場合、数年ごとに塗装をし直す必要があり、塗装が剥げると、錆が生じるという短所がある。その点、アルミであれば、工場で色付けされ、設置されてからの塗り直しは不要。錆の心配もまずない。
 以上の長所から、最近のマンション、アパートでは、鉄柵の代わりにアルミ柵が増えているのである。

「鉄柵」の長所は?
 アルミ柵が増えている中、鉄柵は姿を消したわけではない。相変わらず鉄柵を用いる建物があり、特に高級マンションでは鉄柵の利用率が高い。その理由は、「鉄ならば、細くても十分な強さが出る」ことに他ならない。
 バルコニーのフェンスを鉄かアルミの柵にしようと考えた場合、柵自体は細いほうが良い。見晴らしが良くなるからだ。しかし、アルミを用いると、柵の1本1本を太くしなければならない。もしくは、アルミ柵を格子状に組んで強度を出す必要があリ、いずれの場合も、柵が目についてしまう。
 その点、鉄柵であれば、柵の1本1本を細することで目立ちにくくできる。柵越しの眺望が良くなるだけでなく、外観もスマートにみえる。
 そのため、デザインを重視する建築士はアルミ柵よりも鉄柵を用いたがる。しかし、設置費用やメンテナンス費用を考えて、アルミ柵になるケースが多いというわけだ。
 現代の集合住宅において、鉄柵は高級なつくりの目安にもなるわけだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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