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2006年5月30日 (火)

二重サッシ

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【NO.145】二重サッシウソ・ホント

「二重サッシ」ってどういうもの?
 二重サッシは「複層ガラス」と混同されやすい。「ガラスが二重の窓」と理解されることが多いからだ。しかし、二重サッシは複層ガラスとはまったく別のもの。窓にガラス戸を二列設置するもの——それが二重サッシだ。
 これに対し、複層ガラスはガラス戸にはめ込まれるガラスが複層(2枚以上で構成される)になっているものを指す。複層ガラスは、あくまでもガラスの構造を指すもの。二重サッシは、ガラス戸をダブル設置するもの、という違いがあるわけだ。
 「そのため、二重サッシの外側の窓には複層ガラスを使う」といったこともある。

「二重サッシ」の長所は?
 窓をダブル設置するのは、遮音性能を高めるため。飛行場や高速道路の近くでは、以前から騒音防止の目的で二重サッシが採用されていた。
 では、二重サッシの遮音効果はどれほど高いのか。
 一般的なガラス戸の場合、15デシベル程度の遮音性能はあるとされる。つまり、外で40デシベルの音が発生しているとき、窓を閉めると15デシベル軽減され、25デシベルの音に聞こえる遮音効果が期待できるわけだ。
 これに対し、“一重”でも、T1からT3という遮音等級をもつ窓では25デシベルから35デシベルの遮音性能が期待できる。そして、二重サッシになると、40デシベル以上の遮音性能が期待でき、遮音等級もT4というレベルになる。
 一言でいえば、最も遮音性能が高い窓——それが二重サッシということになる。

「二重サッシ」の最新傾向は?
 二重サッシは遮音性能が大きい。が、仰々しいイメージがあるのも事実。そして、窓を開け閉めするとき、手間が二倍になるので面倒、という声も多かった。
 しかし、最近はそのようなわるいイメージが減りつつある。これは二重サッシの工夫が増えた成果だ。
 例えば、二重のうち内側の窓には、ロックするためのレバーをなくすことが多い。これで、面倒が減る。さらには、内側のサッシに木枠を思わせる樹脂枠を採用し、高級な印象を与えるものもある。
  二重サッシも大きく様変わりしているわけだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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