メディシンボックス
【NO.098】メディシンボックスのウソ・ホント
■「メディシンボックス」ってどんなものなの?
メディシンボックスとは、洗面所に設置され、歯磨き用品やひげ剃り用品など身支度に使用する道具をしまっておくための棚のこと。壁に設置されただけの棚ということもあるし、扉付きにすることもある。さらに、鏡の裏側に設置され、普段は見えないようにしていることもある。
欧米では、歯磨きやひげ剃りとともにうがい薬や頭痛薬等を置くことがあり、それがメディシンボックスと呼ばれる理由だ。
■使いやすい「メディシンボックス」とは?
日本では、メディシンボックスに薬を置くことは少ない。それは、水気の多い場所であるため、薬の品質保持に不安があるからだ。歯ブラシやひげ剃りなどを水に濡れたまましまうと、どうしても黒カビが生じやすい。扉の中にしまうと、換気がわるいため、なおのこと、カビが生じやすくなる。
そこで、使いやすいメディシンボックスは、扉を閉めても通気が確保される設計になっていること。底にプレートが敷かれ、ときどきプレートを洗浄できるようになっていること。さらに、棚の奥行き浅く、掃除しやすいことなどがあげられる。
奥が深く、湿気やゴミが溜まってしまうメディシンボックスは使い勝手がわるいわけだ。
■「メディシンボックス」の最新事情
これまで日本のマンションやアパートでは、洗面所にメディシンボックスがあるのが当たり前だった。それがないと、歯磨き用品のしまい場所がないと考えられたからだ。しかし、最新のマンションでは、メディシンボックスを設けないケースが増えている。洗面所の鏡は固定され、鏡の裏に収納はない。棚に取り付けられた棚もない。
それでは、歯ブラシやひげ剃りはどこに置くのか。
洗面台の空きスペースに並べておく。電動歯ブラシや電気カミソリを使っている場合は、そのほうが都合がよいというわけだ。棚にしまわず、外に出して置いたほうが、カビの発生を防ぎやすく、清潔であるという長所もある。そこで、メディシンボックスが徐々に減っている、というのが実情なのである。
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