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2006年5月30日 (火)

腰板

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【NO.124】腰板のウソ・ホント

「腰板」ってどういうもの?
 腰板とは、内装壁の下部に木製の板を貼った状態のこと。リビングや寝室、廊下などの内装に対し、床面から数十cm(60cm〜90cm程度)の高さまで木の内装材を貼ることである。
 用いられる木材はヒノキやパイン(松)、杉など無垢の木材を用いるのが一般的だ。
 腰板の上は、壁紙を貼ったり、塗り壁にする。つまり、腰の高さまで木材を貼り、上は別の素材になるわけだ。

「腰板」の長所は?
 腰板を設置する理由は主に二つ。ひとつは、見た目がリッチになること。クラシカルな印象もあるが、誰でも豪華を感じることができる。これが、腰板の長所でもある。
 ふたつめの理由は、内装壁を長持ちさせるから。内装壁は下のほうがダメージを受けやすい。小さな子供が頻繁に手をついて汚れやすいし、家具や荷物がぶつかって傷つきやすいのも、壁の下部。その壁下部を木製の内装材で覆えば、汚れを落としやすいし、傷も付きにくいわけだ。

「腰板」の最新傾向は?
 最近、腰板が注目されている。その理由は、健康素材のひとつ・珪藻土のブームのためだ。
 珪藻土を壁に塗ると、調湿効果があって室内環境がよくなる。加えてムードもよい。そこで、リフォームで珪藻土を塗る家庭が増えたのだが、ここで問題が起きている。
 それは、珪藻土は衝撃を受けるとはがれやすいということだ。特に、内装壁の下部ははがれやすい。
 そこで、同じ調湿効果のある自然素材=ムクの木材で腰板を設置し、壁の上だけ珪藻土にする。そうすれば、珪藻土がはがれ落ちる心配が減り、室内環境もよくなるというわけだ。 昔の小学校の教室を思い出させる腰板だが、これから人気を高める可能性があるのだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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