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2006年5月30日 (火)

温水洗浄便座

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【NO.006】温水洗浄便座のウソ・ホント

温水洗浄便座に、使い心地の差はあるの?
 温水洗浄便座の使用感をアンケートすると、「刺激が強すぎて不快」という意見と「お湯の勢いが弱く、きれいに洗われた感じがしない」という意見が出てくる。相反する意見が出るのは、もちろん個人の好みに違いがあるから。と同時に、メーカーによって方式の差があることも見逃せない。例えば、温水洗浄便座の2大メーカー、TOTOとINAXも方式が異なる。TOTOは、お尻に向かって斜め下からお湯を当てる。対してINAXはお尻の真下からお湯を当てる。例えて言えば、TOTOは「なめるように」、INAXは「えぐるように」お湯が当たるのだ。
 そのため、TOTOに慣れた人がINAXを使うと、「強すぎる」と感じ、INAXに慣れた人がTOTOを使うと「生ぬるい」となる。ちなみに、INAX派は、便秘解消用にお湯の噴射を使うことが多いとか。強い刺激を“呼び水”にして排便を促すわけだ。自分は、どちらが好みか?それを調べるには、各社のショールームに行き、トイレを使わせてもらう。そこには、各社の最新製品がそろえられているので、使い心地を体験することができる。

電気代はどのくらいかかるの?
 温水洗浄便座の電気代は、1ヶ月160円程度から900円程度まで、製品によって異なる。それほど差が出る理由は、暖房機能にある。1ヶ月の電気代900円というのは、トイレ全体を温める温風機能が付いているタイプで、冬場はそれくらい電気代がかかるという数値。平均的には、1ヶ月200円から300円といったところである。
 温水洗浄便座で最も電気を使うのは暖房機能だが、この暖房機能は温風を吹き出すことだけではない。便座を温めるのも暖房機能の一つ。実は、この「便座のヒーター」が電気代を上昇させるくせ者なのだ。人によってはお尻が焼けるほど温度を上げてしまう。これは、電気代を上げてしまう大きな原因。加えて、便座を上げたままにしておくのもいけない。放熱するため、電気代が上がってしまうからだ。節電を考えれば、便座をおろし、使用後に必ず便蓋を閉めること。これだけで、冬場の電気代も大きく節約できる。

ところで、ノズルは汚くないの?
 賃貸住宅や会社のトイレに設置してある温水洗浄便座って、衛生面の不安があり、使いたくない——そう思っている人は少なくない。実際のところはどうなのだろう。
 現在の温水洗浄便座には、ノズル洗浄機能が付いている。使用するたびにノズルの先端を洗ってくれる機能だ。これにより、ノズルに付いた汚れは落としてくれる。しかし、ノズルに細菌が付いた場合、それまで落とすことはできない。衛生を本気で考えれば、ノズル洗浄は気休めでしかない、と言い切る学者もいるほど。気になる人は、消毒液できれいにしてから使えば、安心できるだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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