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2006年5月30日 (火)

一列型キッチン

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【NO.091】一列型キッチンのウソ・ホント

「一列型キッチン」ってどんなものなの?
 シンク(流し)、コンロ、作業台が横一列に並ぶ台所が一列型キッチン。システムキッチンの基本となる形式だ。横一列の背後に、もう一列、作業台を置き、シンクやコンロを振り分けている形式は二列型キッチンと呼ばれる。
 二列型とよく似ているのが、一列型キッチンの背後に同デザインの収納棚が設けられているケース——この場合は、二列型ではなく、「一列型+収納棚」ということになる。

「一列型キッチン」の長所と短所は?
 一列型の長所は、デッドスペースが生じにくく、流れ作業がしやすいこと。例えば、洗ったばかりの食品をコンロにかけた鍋まで移すとき、水が垂れても作業台の上なので気にならないといった長所があることだ。
 一方、短所になるのは、流しとコンロまでの距離が長くなり、家事動線が長くなってしまうこと。その点、他の形式——二列型やL字型だと、家事動線が短くてすむわけだ。もっとも、L字型ではデッドスペースができやすいなどの短所も生じるのだが、それについては「L字型キッチン」の項目で取り上げたい。
 このほか、「一列型だと、キッチン内が丸見えになる」とか、「LDに背を向ける一列型は、調理が孤独な作業になりやすい」という声もある。が、それらは一列型だから生じる欠点とはいえない。「一列型キッチンの置き方」が原因で生じる問題だ。一列型でも、キッチン内が丸見えにならない設計は可能だし、孤独にならない配置も可能である。

使いやすい「一列型キッチン」の条件は?
 使いやすい一列型キッチンの条件として考えたいのは、サイズ。一列型のキッチンは、幅1.8m、奥行60cm程度でつくることができる。しかし、十分な作業スペース、洗った食器をカゴに入れて乾かすスペース、そして食器洗い乾燥機を置くスペース等を考えると、幅1.8mでは不十分。2,4m以上のサイズが欲しいところだ。
 しかし、実際には2.4mの幅が確保できず、分譲マンションでも2mを少し超えた程度の幅になることが少なくない。この場合、幅が狭い分、奥行きを深くすることがある。60cmを80cm程度にし、スペースの不足を補おうとするわけだ。
 さて、この“奥深い”システムキッチンの使い勝手は……。実際に使っている人からは、不満の声が聞こえてくる。いわく、作業台の奥まで手を伸ばすのがおっくうで使いにくいというのだ。背の高い主婦なら不満はなさそうだが、身長160cm程度の場合、奥行80cmは深すぎることがあるらしい。
 奥行60cmで幅が2.4m以上が、使いやすいサイズの目安となることを覚えておきたい。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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