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2006年5月30日 (火)

ワイドスイッチ

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【NO.040】ワイドスイッチのウソ・ホント

ワイドスイッチとは、どういうものなの?
 「ワイドスイッチ」のスイッチとは、壁に付けられ、照明のON・OFFをパチン、パチンと操作する、あの「スイッチ」のことだ。従来のスイッチは、幅7センチ、縦10センチ程度のパネルに指先ではじくことができるサイズの小さなノブが付けられていた。
 この小さなノブを大型の盤状にし、手のひら全体で、場合によっては手を握った状態でもON・OFFの操作ができるようにしたもの──それが、ワイドスイッチだ。
 スイッチが一つの場合は、パネルいっぱいに一つの操作盤が取り付けられる。スイッチ2つの場合は、操作盤を上下二つに分ける。スイッチ3つの場合は、上中下の3分割する……。スイッチ3つの場合、一つ一つの操作盤は小さくなるが、それでも従来の指先ではじくタイプに比べるとずっと大きくなっている。これが、ワイドスイッチの特徴だ。

ワイドスイッチの長所と短所は何?
 スイッチを大型化させるのは、ひとえに操作を容易にするため。といっても、若い世代は、何のことかピンとこないかもしれない。指先ではじく従来型のスイッチでも使いやすいと。
 しかし、高齢化し、視力が落ちると、スイッチが見えにくくなる。手探りでスイッチを探すことが多くなるし、スイッチの場所を見つけても、パチンパチンという操作が容易ではなくなる。指先の力が弱まるし、指の動きが不自由というケースもあるからだ。そのため、指先ではなく、手全体でスイッチを操作しなければならないケースも……。
 そういったときも、楽に操作できるようにと開発されたのが、ワイドスイッチなのだ。
 ワイドスイッチは、高齢者にとって使いやすい設備。しかし、高齢者向けの設備というわけではない。高齢者だけでなく、小さな子供でも使いやすいし、若い世代にとっても使いやすい。こういう誰にも使いやすい設備を「ユニバーサル・デザイン」というが、ワイドスイッチはユニバーサル・デザインの代表といっていい。
 実際に使っている人たちの意見を聞いても、さしたる不満はなく、とりあえず欠点のみつかっていない設備である。

現在増えているのは、どんなワイドスイッチなの?
 現在新築されている住宅では、ほとんどのスイッチがこのワイドスイッチになっている。その理由は、値段が安いから。ワイドでしかもホタル灯が付いたタイプでも400〜500円といったところ。従来品と大差ないため、モデルチェンジが一気に進んだわけだ。
 ちなみに、ホタル灯とは、米粒大の小さな明かりで、暗闇でもどこにスイッチがあるか目印になるもの。このホタル灯が付いたワイドスイッチならば、使いやすさはさらに増す。これからのスイッチの主流になることは間違いない。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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