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2006年5月30日 (火)

ハンドスプレー付き混合水栓

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【NO.050】ハンドスプレー付き混合水栓のウソ・ホント

「ハンドスプレー付き混合水栓」って、どんなものなの?
 シングルレバーの混合水栓に、ハンドシャワーが合体したものが、「ハンドスプレー付き混合水栓」と考えればよい。ハンドシャワーにあたる部分が、ハンドスプレーだ。ハンドスプレーは、混合水栓のお湯や水が出る部分(吐水口部分)にセットされている。ハンドスプレーにはホースが付いており、混合水栓本体から引き出すことができる。
 引き出した後の使い方は、お風呂のシャワーと同じ。ハンドスプレーを持って好きな所に、お湯や水をかけることができるわけだ。

ところで、シングルレバーの混合水栓って、何?
 コックを回すのではなく、レバーを上げたり下げたりすることで、出量を調節。同時に、レバーを左右に振ることで、お湯と水の混合比率を変え、湯温の調節もできるのがシングルレバーの混合水栓。これには、二つの方式がある。レバーを下げるとお湯が出る方式と、レバーを上げるとお湯が出る方式だ。
 心理的には、レバーを下がるとお湯が出る方式のほうがわかりやすい。レバーを下げる動作と、蛇口かお湯が流れ落ちる現象が結びつきやすいからだ。
 しかし、グローバルスタンダード=世界基準はその逆。レバーを上げるとお湯が出る方式が主流だ。理由は、「レバーを下げるとお湯が出る方式」だと、意に反してお湯が出ることがあるからだ。
 レバーを下げるとお湯が出る方式の場合、うっかりレバーに手をついてしまったとき、お湯や水が出てしまう。重い物がレバーに載ったときも同様。その点、レバーを上げるとお湯が出る方式ならば、うっかり手をついたり、ものを置いてもお湯や水が出ないというわけだ。
 日本でも、阪神大震災以降、レバーを上げるとお湯が出る方式が増えてきた。大地震でシングルレバーの上に重い物が落ち、お湯や水を出してしまったケースが多かったからとされている。

「ハンドスプレー付き混合水栓」の長所は何?
 シングルレバーの混合水栓は、1本のレバーで簡単にお湯と水を混ぜ、適温のお湯を出すことが可能。この便利さをさらに増すのが、ハンドスプレー付き混合水栓。好きな場所にお湯をかけることことができるので、大きな鍋類を洗うときに便利。それ以上に重宝するのが、キッチンの後かたづけをするとき。シンク全体を洗い流すとき、ハンドスプレーが大活躍してくれるのである。

「ハンドスプレー付き混合水栓」に短所はないの?
 ハンドスプレーの機能で、際立った不満の声はない。不満が出ているのは、シングルレバーの混合水栓に対するものだ。例えば、1本のレバーで温度調節、水量調節するため、水道の圧力を殺しやすいということ。わかりやすくいうと、お湯や水の出がわるくなりやすいのだ。
 もともとの水圧が高い地域だと、これはたいした問題にならない。しかし、水圧の弱い地域やマンションの高層階では洗い物をするときの不満につながりやすい。
 また、シングルレバーの混合水栓は、一気にお湯を出して一気に止めるため、水道管からドスンという衝撃音が出やすい。これは、ウォーターハンマーと呼ばれる現象。この現象を防止する機能のついた混合水栓ならば、この現象に驚かされることはない。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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