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2006年5月30日 (火)

マンションの勝手口

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【NO.087】マンションの勝手口のウソ・ホント

マンションの勝手口」ってどんなものなの?
 勝手口というのは、玄関とは別にキッチン部分に設置される出入り口のこと。本来は戸建て住宅のものだが、近年はマンションにも採用されることが珍しくなくなった。戸建て同様、キッチン部分に出入り口を設けるわけだ。
 ただし、マンションのキッチンに設置される勝手口には、二種類ある。それは、勝手口がどこに通じているかという違いだ。
 一つは、勝手口が共用通路につながっているケース。この場合、勝手口は玄関ドアの横に設置されるのが一般的だ。もう一つは、勝手口がバルコニーにつながっているケース。こちらは、リビングの広い窓の横に勝手口を設置することが多い。
 このような設置場所の違いにより、勝手口は異なる長所を持つことになる。

「マンションの勝手口」にはどんな長所があるの?
 勝手口が共用通路に通じている場合は、住戸の玄関が二つあるようなもの。玄関に客が来て長話をしているときは、勝手口から出て行くことができる。食料品を大量に買い込んできたときは、勝手口から運び込むことも可能。このように、外に出やすい、外から入りやすくなるのが共用通路に面した勝手口の長所である。
 一方、勝手口がバルコニーに面している場合、ドアを開け放して、キッチンの空気を入れ替えることが容易になる。実家から食料品がたくさん届いたときなど、バルコニーの日影に置き、勝手口から出し入れるすることも可能。このように、バルコニーとキッチンを一体化させてくれるのが、バルコニーに面した勝手口の長所だ。

「マンションの勝手口」に短所はないの?
 マンションのキッチンは、閉鎖的なスペースになりやすい。この息苦しさを開放してくれるという長所も勝手口にはある。そのため、勝手口付きのキッチンを使っている人たちから、際立った短所は聞こえてこない。
 「思ったほど使わない」とか、「戸締まりしなければならない箇所が増える」といったことくらい。南向きのバルコニーに面した勝手口の場合、「日当たりがよすぎて、夏は暑い」という声もあった。これは、勝手口のドアがガラス入りになっていることが多いから。日差しを避けるため、カーテンを付けたいところだが、火を使う場所なので、カーテンは危険。ブラインドを付けると、勝手口を開け閉めしにくくなる……。結局、勝手口の外に「よしず」を立てかけたというケースもある。日当たりのよすぎる勝手口も考えものといったところか。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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