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2006年5月30日 (火)

クッションフロア

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【NO.044】クッションフロアのウソ・ホント

クッションフロアって、どういうものなの?
 不動産業者や建設業者の間では「CF」という略称で呼ばれることがある素材、それがクッションフロアだ。表面が厚手のビニールで緩衝材が裏に付けられた素材で、床に接着剤で貼り付けられる。
 表面がビニールで水に強いため、キッチンやトイレ、洗面所といった水まわりに使われることが多い素材だ。ダイニングキッチン全体の床をクッションフロア仕上げにすることもあるし、玄関のたたきにまで使われることも。クッションフロアは実に重宝されている材料である。

クッションフロアの長所は何?
 クッションフロアは、多くの住宅で幅広く使われている。その理由の第一は、水に強いこと。そして、施工が簡単で、材料費が安いことも幅広く使われている理由の一つだ。クッションフロアの材料費は標準的な製品で1平米あたり2500円程度。標準的なフローリング材が同4000円〜5000円程度であることと比べて半分近い。それでいて使い勝手がよいのため、幅広く使われているのだ。
 「使い勝手がよい」ということについて、もう少し説明を加えよう。例えば、キッチンの床をフローリングで仕上げた場合、水を床にこぼすと、わずかだが水分がフローリング材の下にしみこむ。この水分が徐々にフローリングの接着剤をはがしたり、フリーリング材を腐らせたりする。その点、クッションフロアならば、水がしみこむ心配がなく、接着剤がはがれたり、内部が腐る心配もないというわけだ。

クッションフロア最新傾向は何?
 長所の多いクッションフロアだが、唯一にして最大の欠点は、ひいき目にみてもリッチなイメージではないこと。デザインによっては安っぽくみえてしまうものもある。
 その欠点を解消するため、フローリング材のようなデザインをプリントしたクッションフロアもある。が、本物のフローリングに比べるとテカリがあり、クッションフロアであることが分かってしまうのが実情。デザイン面では今一歩の努力を期待したいところだ。
 一方で、クッションフロアの厚みはバリエーションが増え、使い分けができるようになっている。通常版が厚さ1.8ミリ程度なのに対し、2.3ミリ、3.5ミリ、4.2ミリといった分厚いタイプが登場しているのだ。
 例えば、介護が必要な高齢者が家族にいるときなど、倒れたときの衝撃を弱める目的で、廊下や寝室に分厚くてソフトなクッションフロアを使う──そんな使い方もできる時代になっている。使う場所によって、非常に重宝する素材、それがクッションフロアというわけだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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