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2006年5月30日 (火)

浴室の透明ガラスドア

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【NO.071】浴室の透明ガラスドアのウソ・ホント

「浴室の透明ガラスドア」って、どういうものなの?
 浴室の透明ガラスドアというのは、洗面所(脱衣所)から浴室に入るときのドアを透明ガラスにすること。従来、このドアには半透明の樹脂板を使うことが多かった。アルミの枠で、すりガラスのような樹脂板をはめ込んだものだ。これだと、シルエットは分かるが、中は見えない。
 これに対し、浴室内が丸見えになってしまうのが、透明ガラスのドア。ドアだけでなく、洗面所と浴室間の壁にも透明ガラスを入れ、「全面的に丸見え」になってしまう浴室も出現。極めてオープンな浴室が少しずつ増えている状況だ。

「浴室の透明ガラスドア」には、どんな長所があるの?
 なぜ、浴室のドアや壁を透明ガラスにするのか。そういうのを好むのは、ある種の趣味の方……と考えるのはちょっと待って。透明ガラスのドアや壁は合理的な理由で採用されているのだ。 その理由とは、「どうせ一人で使うのだから、開放的にしたい」というものである。
 洗面所と浴室間の仕切りを透明ガラスにすれば、のびのびした空間になる——これは誰も想像できるだろう。問題は、「裸をみられると恥ずかしい」ということ。ここで考えたいのは、家族の誰かが入浴しているとき、洗面所に入るだろうか、ということ。子どもが小さいときなら、そういうこともあるだろう。
 しかし、子どもが大きくなったとき、入浴中に洗面所を使う親がいるだろうか。例えば、高校生の娘が入浴中に父親が洗面所で歯磨きしたら、大騒ぎになりかねない。
 そのような家庭であれば、入浴中は洗面所も専用使用することになる。つまり、浴室も洗面所も一人で使う。だったら、間仕切りを透明ガラスにして、のびのび使ったほうがよいというわけだ。
 一人暮らし向きの1LDKなどでは、透明ガラスを用いて何の問題もなし。一人暮らし用の浴室、洗面所は決して広くないので、透明ガラスの効果(のびのびする)がさらに際立つことになる。
 そう考えると、透明ガラスのドアもわるくないという気がするのではないだろうか。

「浴室の透明ガラスドア」には短所はないの?
 狭い浴室も広く見せてくれる透明ガラスのドアだが、欠点もある。それは、汚れが目立つということだ。浴室だから、ドアに水はねや石けんが飛び散るのは仕方がない。飛び散っても半透明の樹脂パネルであれば、目立ちにくかった。だから平気でいられるのだが、透明ガラスではそうはいかない。水や石けんの跡が残り、目立ってしまう。
 きれい好きな性格の場合、この汚れは気になって仕方がない。その結果、お風呂を掃除するとき、必ず、ガラスドアを磨いてしまったりする。つまり、余計な手間が増えるのである。  透明ガラスのドアが浴室に使うときには、そのことも覚悟する必要がある。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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