« 防災備蓄庫 | トップページ | 上部吊り戸棚 »

2006年5月30日 (火)

使用料が安い駐車場

Juusetsunavi_back

【NO.136】使用料が安い駐車場のウソ・ホント

「使用料が安い駐車場」ってどういうもの?
 マンションの敷地内に設置される駐車場は、毎月の使用料を払うのが普通だ。払い込む先は、マンションの管理組合。駐車場使用料を払わなければならない理由は二つある。
 一つは、駐車場を維持管理してゆくためにはお金がかかるので、使用者がその費用を負担するという理由だ。
 例えば、機械式駐車場の場合、機械を動かす電気代に機械の定期点検費用がかかる。駐車装置を使わない自走式の場合でも、照明の電気代はかかるし、道路の舗装や駐車場棟の補修費用は必要。その費用を確保するため、使用料を徴収する必要があるわけだ。 もう一つの理由は、「みんなで所有する敷地」を一部の人が使用する以上、相応の使用料を徴収しないと不公平になるという理由だ。
 では、駐車場の月額使用料がいくらなら、安いといえるのか?
 駐車場の使用料は、土地の値段によって変わる。土地代の高い都心部なら月額2万円、3万円になるが、土地代の安い郊外なら1万円以下が多くなる。しかし、どんなに土地代が安い場所でも、従来は月額使用料が5000円を切ることは少なかった。
 そのため、月額使用料が5000円未満の場合、駐車場の使用料が安いと言ってよいだろう。

「使用料が安い駐車場」に不安はないの?
 現在は、毎月の使用料が無料という駐車場もある。が、これは将来に禍根を残しかねない。  というのも、駐車場を維持してゆくためにはどうしてもお金がかかり、その費用をどうするかという問題があるからだ。
 駐車場使用料が無料の場合、その費用を管理費から捻出することになる。となると、駐車場を使用していない人から「不公平だ」という不満が出やすい。機械式駐車場の場合、毎月の経費が大きく、不満も増大しやすい。そのため、最小限、駐車場を維持してゆくために必要な金額は徴収すべきだ。
 無料ではなく、「月額500円から」とか「月額1000円から」というケースもある。この場合、屋根なしで、車の出し入れに時間がかかる場所だと安いが、屋根付きで便利な場所は月額使用料が5000円になったりする。まあ、そのくらい徴収する駐車場のほうが安心ではある。

「使用料が安い駐車場」が成立する条件は何?
 駐車場使用料を安くして問題がないのは、毎月の経費が安くすむ形式の駐車場。具体的には、機械式ではなく、自走式や平置きの駐車場だ。
 加えて、全戸分の駐車場を備えていることも条件になる。というのも、一部の人しか利用できない駐車場を安く使用すると、不公平との不満が出るからだ。
 自走式で、全戸分の駐車場を備えているとき、毎月の駐車場使用料が安くても問題はないわけだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

Juusetsunavi_back

|

« 防災備蓄庫 | トップページ | 上部吊り戸棚 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/177663/10312554

この記事へのトラックバック一覧です: 使用料が安い駐車場:

« 防災備蓄庫 | トップページ | 上部吊り戸棚 »