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2006年5月30日 (火)

引き戸

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【NO.084】引き戸のウソ・ホント

「引き戸」って何のことなの?
 引き戸というのは、障子や襖のように横にスライドさせて開け閉めする形式の扉のこと。洋風ドアに比べると和風のイメージがあるが、ドアを開け閉めするときに必要なスペースが少なくて済む。そのため、洋風ドアにすると開け閉めに苦労しそうな場所——例えば、狭い廊下に面したトイレ入り口などに適した扉方式となる。

「引き戸」の長所は何?
 引き戸の長所は、2つ。一つは、前述したとおり、ドアを開け閉めするときのスペースが少なくて済むこと。この長所のおかげで車椅子での生活にも適した扉となる。車椅子で洋風ドアを引いて開けようとすると、扉が車椅子に当たり、開けにくい。その点、引き戸であれば、不自由が少ないわけだ。
 もう一つの長所は、ドアを開け放した状態にしやすいこと。洋風ドアでも、開放状態で固定することはできる。しかし、開けてあるドア(特にドアノブ)が邪魔になることがあるし、窓からの強風で、ドアが強く閉まることもある。その点、引き戸なら、邪魔になりにくいし、強風で閉まることもないわけだ。

「引き戸」に短所はないの?
 便利な引き戸であるが、実際に使っている人の話を聞くと、いくつかの短所が指摘されている。例えば、床にレールがある方式の場合、溝にゴミが溜まり、掃除が面倒である。また、マンションやアパートの場合、開け閉めするときのゴロゴロという音が階下に伝わり、夜中はうるさいという声もある。以上の短所に対応するため、レールのない「上吊り式」の引き戸が開発されているが、それは値段が高いのがネックとなる。
 また、トイレなどに引き戸を付けると、鍵が壊れやすい(うまく閉まらなくなる)という指摘もある。鍵が壊れただけでなく、ドアがぴったり閉まらなくなったというケースもある。ドア枠が歪んだときの影響が大きいのも、引き戸の短所といえるだろう。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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